1
あいつは雲のような女だ。
掴んでいないとどこかに飛んで行ってしまいそうな雰囲気を持ちながら、掴みどころのないその姿は何処か儚く。
さらさらとしたストレートの髪から流れるのは、甘い甘い匂い。
容姿端麗、文武両道を兼ね備えたうえにミステリアスな雰囲気と、その溢れんばかりの魅力はさすがの俺でも魅了されたものだ。
そんな女が、俺様のものになった時のこの気持ちはだれにも計り知れないだろう。
そして彼女――幸子にはさらに隠された素顔があった。
もちろんそのことは俺様だけしか知らないし、何よりこれから先も誰かにこの一面を見せてやろうなんて気も到底ないのだが。
「ねえ、景吾!見て!!あのうさちゃんすごくかわいいわ!!」
そう、彼女は実はミステリアスなのではなく極度の人見知りで実はとても人懐っこいのだ。
彼女のかぶっている偽りの仮面を一枚剥いでやればたちまちかわいくなる幸子の姿は俺様の癒しでもある。
ゲージに入れられた白兎よりもよっぽどお前のほうが可愛いと口に出しては言わないものの、満面の笑みを浮かべる幸子の頬にキスをして、赤くなっている幸子の手を引いて家に帰ろう。
こうしてまた俺は甘いシロップに彼女を漬けて彼女を縛り付ける。
誰よりも何よりも、幸子を愛しているから
シロップの海で溺れろ
お久しぶりです。近々ドリライやテストがあってなかなか更新できていなくて申し訳ないです…
こうしてポッとあらわれては更新していきたいと思うのでよろしくお願いします!
皆様のおかげで無事二周年を迎えることができました!相変わらずの駄文だと思われますが皆様の応援やアンケートのコメントなどを励みに頑張っていきたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします!
あ、ちなみにドリライで管理人にあってくださる方いらっしゃいましたらtwitterのほうでフォローさせていただくかもしれません←
ちなみに22日24日に参戦の予定です。
最後にこんなダメな管理人の小説を読んでくださる皆様が大好きです!
ありがとうございました!