バサバサッ。

俺は持っていた資料を床に落とした。

いつも十代目が落とすときよりも、音が大きく響いた気がした。


「十代目…今、何て…?」

十代目は辛そうに口を開いた。


「山本が……さっき亡くなったんだ」



俺は十代目がいるだけで良いと、そう思っていた。

でも何故だろう。


心に、穴が空いた気がした。




青空ラプソディー



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