そこは真っ黒な部屋だった。

黒い机に黒いイス、カーペットもカーテンも壁紙も黒一色に染められていて
とてもシックな雰囲気を漂わせている。


その部屋の中で唯一黒でない物は
窓から見える景色と、ソファで寝ている青い髪の青年だった。


(此処は何処なんだろう…彼は誰なんだろう……


私は、……誰なんだろう、)



彼女の記憶は消えていた。

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