「広い家なんだね」 沢山ある弁当の一つを受け取って オーディンに話しかけた。 「へへっ、俺の家なんだぜ!豪邸みたいだろ」 少し自慢げにそう言ったオーディンは彼にも弁当を手渡した。 「此処が、俺の家兼アースガルドの本拠地。なんだ」 弁当を受け取った彼は 私を円形の机にエスコートして、 自分も席にすわる。 「アースガルドって何なんだ?」 机には椅子が4つ配置してあって そのうちの一つにオーディンも座った。 「アースガルドっていうのは、元々はただの遊び仲間のグループだったんだ。俺の他にもあと4人いて、皆訳ありで一緒に住んでる。」 …多数の人間で一緒に住んでるのなら ここの家の広さも分かる気がする。 ← →/bkm/戻る |