ご注意。
擬人化でジュリアン女体化注意です〜そして隊ジュリですがモリジュリ前提です。
女体化ばかり書いている・・・。Curve by no means!の続きみたいな感じです。







一体何度、この行為を繰り返しただろうか。
もう指折り数えて後悔するのも飽きてしまった。
背徳と分かっていながらその行為を重ね続ける私を、もう神は見放しただろうか。



危機的状況




「こうがいいかぁ?」

ねっとりと鼓膜を舐めるような声で、リングテールがにんまりと笑いながら問いかけてくる。私の雄は彼女のやわらかい乳房の間に挟まれて包み込まれ、むにゅむにゅと刺激されている。何ともいえない感覚。谷間の上にはみ出たそこを唇でちゅうと吸われて、たまらない。我慢できずに腰を動かし、そのやわらかい胸を犯すように自身を抜き差しする。

「はぁ、やらしい・・・」
「お前が、したいと言ったんだぞ・・・」
「だってモーリスにはこんなこと、頼めんだろ・・・、ぁん。ちゅ、んっ」

そう言いながら、自分の胸の谷間に挟んだ私の雄の頭をいっそう激しく舐める。

モーリスは、リングテールの恋人だ。
お遊びで彼女と交わっている私とは違って、彼は、彼女のことを大切に思っている。
だから彼は、彼女に乱暴なことはしない。
こんな女性を侮辱するような格好で、こんな卑猥なことをしない。

そんな優しい恋人を差し置いてこの女は気の向くままにこんなことを別の男としているというのだから、悲しいものだ。

そう思いながらも恍惚とした表情で私の雄を胸に挟んでいる彼女に興奮してしまう。

最近、顕著に思い始めたことだが…もしかしたら私は、彼女が、ジュリアンのことが好きなのかもしれない。

私だって、もちろん、快楽には弱いのかもしれないが…自分はそれなりに良識のある見解を持っている方だと思う。たとえ向こうから誘われたとしても固定の恋人がいるような女性と交わるなんて。

「隊長、先走りがすごいぞぉ」
「うるさい・・・」
「あは、ワシのおっぱい、おまえのでぬるぬる・・・」

この馬鹿な女は、そうやって卑猥なセリフを吐いて、私や私以外の男と何度となく交わってきたというのか。彼女を大切に思う家臣を放って。そう思うといらいらして、ますます興奮して、そのいらだちのまま彼女を乱暴に扱った。

彼女の胸の間から私のものを引き抜き、寝転んでいた彼女の頭を掴んで起こし、舐めろと言った。彼女は特にたじろぐこともなくそれを口に含み、慣れた舌使いで舐め始める。
私はそんな彼女の頭を掴んで無理やりに前後させ、いわゆるイラマチオのようなことをさせる。

しかし彼女はうぐ、と苦しそうな声を上げながらも、歯を立てないようにうまく私の乱暴な手や、腰使いに合わせてくる。

「興奮するか?変態」
「ん、んんう・・っうっ」

そうさせながらも私は苦々しく眉間にしわを寄せる。歯を食いしばって思う、嫌だ。と。

こんなことまでさせているのに、目の前の彼女が私のものでないことが、悔しいと思った。せめて、彼女がモーリスのものだけであればこんな気持ちになることはなかったのに。

もう限界に近くなってしまったそれを彼女の口から乱暴に引き抜き、やはり乱暴に、彼女を押し倒して挿入する。準備万端、とでもいうように濡れそぼったその場所は、いつだって具合がいい。

「くたばればいいんだ、このビッチ」
「あぁ、もっとぉ、突いて・・・!」

かみ合わない会話の中、私は、私のものではない彼女の中に盛大に吐精した。


*** *** ***


「はぁーあ。なかなか良かったぞペンギン。じゃあ、またな」

「あぁ・・・早く寝ろ。どうせお前は明日も騒がしくして私たちの邪魔をするんだろうからな」

「あっは!誰が邪魔だと?むしろお前らのお遊びに付き合ってやってるんだ、感謝しろ」

「あーもう、わかった…いいから早く帰れ」

行為が終わるとリングテールは先ほどの痴態なんて何もなかったかのように、いつもの高圧的でお気楽な態度に戻ってしまう。だから私もいつもと変わらない調子で、憎まれ口をたたく。そうすれば、あぁ、彼女はその長い髪を翻して、今日も居住区へ帰って行ってしまう。彼女が王国と呼ぶその場所へ、彼女の恋人がいるその場所へ。

身軽な足取りで去っていくその姿を見ながら、私では、だめなのかと。
日々その思いがどこか、頭の隅で募っていくのを感じていた。

こんなはずではなかった。私が、彼女を好きになるなんて。

「は、情にもろくなったものだな、私も・・・」

割り切った関係のはずが、体をあわせていくうちに好きになってしまったなんて。

「どこがいいのか・・・・あんな馬鹿。」

それでも、私の中では確実にジュリアンへの想いが固まり始めていた。
どうしようもない気持ちで私は基地へと戻り、部下たちを起こさないようひっそりとした足取りでベッドへ潜りこみ、感情を追い出すように目を閉じた。

そうしてまた、彼女から声がかかるのを待つ日々が始まるのだ。


END.


なんていうか不倫・・・浮気?
正直パイズリが書きたかっただけだなんてまさかそんな。
ジュリアンは浮気してるというより、純粋に遊んでいるという感覚。
モーリスや隊長の気も知らずに遊びまわるクイーンちゃんです。
いつか痛い目見るのよ〜!

題名は、隊長の心中イメージで、相対性理論の「マイハートハードピンチ」にしたかったのですが、そんな可愛い感じじゃなかったのでちょっとひねりましたw


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