永倉さんとネズミーの国に来ました。
〈ネズミーシー編〉
〜入り口にて〜
「楽しみだな、沙羅ちゃん!」
「ですねー。あ、新八さんちゃんと耳、つけてくださいね」
「おぅ!じゃあ沙羅もつけてくれよな」
〜開園〜
「よし走るぞ!」
「あ、ちょ、ちょっと新八。ごめん、私ヒールなんだけど。走れない」
「ん?…んー、じゃ」
ヒョイ
「これでタワー・おぶ・テ○ーのファストパス取りにいって、取ったられいじんぐに行くぞ!」
「は?ば、ばか!ちょっと、待っ、下ろして!すごく恥ずかしいから!新八、聞いてる?」
入場するやいなや、駆け出そうとする新八。彼の頭の中にはファストパスを取るということしかない。
だが、沙羅はヒールのある靴を履いている。十秒くらい悩んだ結果、新八は沙羅を横抱き(つまりは姫抱っこ)で、ネズミーシーを駆け抜ける、という手段を思い付いたのだった。
さて、この後どうなるのだろうか。
続く…