SSSS


元の日記から掘り出してきました第1段。
勿体ないから気に入ってるやつだけ保存します。





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・SSSSとは、ショートショートショートストーリーの略です。
・BLでお題にそった短い話を作りましょう。会話文も可。
・お題の横の《》にはCPを入れて下さい。


※ジャンルごった煮です。
そしてカプもごった煮。
サイトの取り扱い以外のカプもありますのでご注意ください。





†††



【嫉妬】《ヨザ》


「っ、」

壁に叩き付けられた。
突然の事に驚いて声も出ない。
恐る恐るさっきまで俺と談笑していた筈の相手を見れば、ああやはり、獲物を狩る者の目。

「どうも、自分が誰のもんなのか分かってないみたいだねェー」

俺はどうやら、彼の嫉妬心を甘く見ていたらしい。




【告白】《佐助》


(参ったなー)

お遊びのつもりで越えた境界線。
何度か体も重ねたし、デートみたいなことだってした。
ああ、だけど、

(今さら“好き”だなんて)

言える筈もなくて、ぼんやりと窓の外を見るアンタにならって空を見上げた。




【ストーカー】《佐助》


○月×日この日のあの人の下着の色はグレー。寝癖は三ヵ所、朝ご飯はお茶漬け。今度ご飯作りに行ってあげようかなぁ。通学路で挨拶。朝一の笑顔いただきっ!機嫌が良いのは朝の星座占いが一位だったからだよね。知ってるよ。
授業中は、シャーペンを今日は十回回してた。…………、

「…………なんだ、これ」
「どうしたの?って、あっ、俺様の先生観察日記ィー!!」




【変態】《明智》


「失礼ですね。私は正常です」
「第二衣装着たまま言っても説得力は皆無だ。世界の正常な方々に謝れ」
「ふ、ふふ…ふははハハハハ!!!」
「その笑い方も変態くさい!」
「………………………」
「な、なんだよ」
「貴方の血を浴びてみたくなりました…」
「うわあああ寄るなぁあああ!!!」




【制服】《幼馴染み's》


「……やっぱり、」

おもむろにコンラッドが口を開いた。
視線は隣に立つ俺のヨザックへ釘付け。あげないぞ、とばかりに腕を絡ませた。
そしたら呆れるように溜め息をつかれる。なんだ、失礼だな。

「………学ランとセーラー、着る方が逆だと思うぞ」

いいじゃないか。
グリ江ちゃんにセーラー服、こんなに似合ってるんだから。




【泣き顔】《むらしょ》

ああ、酷くゾクゾクする。ぐちゃぐちゃにして傷付けてなじって苛めて愛を囁く、と、流れ出した涙。

「いやぁぁあ………っ」

もっと泣かせたい。そうしてその泣き顔にキスをするのだ。

安堵にはにかみ涙する顔を見る為に。




【笑顔】《ヨザ》


ヨザックの笑顔は俺の癒し。
有利の笑顔は太陽で、
健の笑顔は可愛い時々うさん臭く、
勝利の笑顔は有利専用またはかなり貴重。
ギュンター先生の笑顔は麗しくて、
プー閣下は男らしく、
コンラッドのは爽やかで黒いし、
グウェン閣下の笑顔もかなり貴重だ。

…………じゃあ、俺は?

「オレ専用」

聞いた相手が悪かった。




【お姫様】《親就》


「う、嘘だ」
「嘘ついてどーするよ」

元就は呆然として、ただ一歩後退った。
苦笑を零しながら近付くと、寄るな!衝撃と不信感の混ざった声がオレの動きを止めさせる。

「貴様があの、あの麗しかった姫若子だなんて………っ」

しかし、事実なものは仕方ない。




【悪魔】《むらしょ》


「そんな非科学的なもの、信じられるか」

悪魔って信じますか?そんな馬鹿な質問を俺は目を細めて一蹴した。
確かに。聞いておいて奴は同意する。

「でも、昔はその科学者こそが悪魔だった」
「…………変な話だよな」
「そうですね」

人は未知のものに恐れを抱く。
ああ、そうしたらこいつに抱く俺の気持ちこそ、悪魔なんじゃなかろうか。





††††


以上です。

むらしょが侵攻中(笑)←
あとコンユとか久秀さんとかもやりたかったのですが、残念ながら思い付かず。
なんか色々ズレた消化の仕方してますが、明智が一番タイトルのままの意味で書けました(笑)←


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