中邑君と逸見君(逸中?)(5/6)

俺の名前は中邑 未散。帝国学園中等部2年。部活はサッカー部。まだ試合には出れてないけど俺はあきらめずに日々部活の厳しい練習に耐えている。ただ、俺にはもう1つ大変なことがある。それは・・・

「またここにいた」
「ん?よっ、中邑」
「雅野に怒られるよ」
「いいじゃん。ほら、休憩だよ休憩」
「これがどこの休憩なのさ」

そう。これが俺の1番大変なことだ
逸見はいつも俺や雅野を困らせる

「ほら、早くしなよ。俺まで怒られる」
「俺の休憩を邪魔するつもりか?」
「あのね・・・逸見、明日からのテスト自信あるわけ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・ある」
「間が長い!!まったく、今日の授業はテスト範囲のとこ勉強するんだから早く行くよ」
「俺は行かないからな」
「へぇ・・・テスト落ちて赤点とっても知らないからね。てか俺のとこ来ないでよ」

俺はたまにだがきつい口調で話す。すると逸見は観念したかちゃんと授業に戻るけど・・・

「いいから、中邑もここにいろよ!」
「ちょ、引っ張る・・・うわぁ!」

俺は逸見に引っ張られコンクリートに背中を打った

「った・・・逸見!!」
「気持ちいいだろ」
「っ////」

逸見がいきなり笑うのがいけないんだ
俺は逸見なんか別に好きじゃ・・・

「はぁ〜やっぱり中邑が隣だと落ち着くなー」
「な、何・・いきなり//」
「ん?雅野と3人もいいけど俺は2人のほうがいい」
「・・・・あっそ。仕方ないから今日は付き合ってあげる」
「おう」

そう。今日だけなんだからな。あんなこと言われてあんな顔されたら・・・









【嫌でも一緒にいたくなるじゃんか】


俺は空を見上げながらそう心の中でささやいた

(今度もまた2人でな)
(仕方ないな・・・)

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