お前の席はここだろ?と手を引かれ隣に座らせられる

今日は、待ちに待った席替え
私達のクラスはいつも席替えが始まると適当に席に着くという方法なのだった

くじ引きだとかあみだくじでは絶対にやらない

まぁ、先生が適当だからね

さて、私はどこに座ろうかな

___________

「祐奈は何処に座るの?」
「うーん、後ろの席が言いよね」
「てか、アンタは南雲君の彼女なんだから一緒の席に座ればいいじゃん」
「っ!い、嫌だ」
「なんで?」
「恥ずかしいでしょ。それに何されるかわからないし」

私は窓側の後ろに視線を合わせるとそこには晴矢が座っていて外を見ていた

晴矢は視線が気づいたのか私の方に振り向く

「っ!!」

咄嗟に私は視線を外して友達と話をする

「ね、一緒の席にしない?」
「じゃ、真ん中の後ろでいいんじゃない?ちょうどここだしさ」
「うん」

私は席に着こうとしたら横からぐいっと腕を掴まれ引き寄せられて席につく

それは、晴矢だと私が気づいた時には遅かった

「は、晴矢!!//」
「何、顔背けてんだよ」
「それは.........は、恥ずかしかったからで///って、なんで私がこの席に座らなきゃいけないの!!」
「はぁ?何でって」

まだ掴まれていた腕がまた引っ張られ晴矢の胸に引き寄せられ耳元で甘く囁かれた








『お前の席はここだろ?』


(そんなこと言われたら断れないじゃん、怒れないじゃんか)

END


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