体育館裏で2人っきり(エピソード2 西野空宵一)




「祐奈、僕ね好きなんだ」
「え.......」
「祐奈が好きだ。だから付き合って下さい」
「宵一.......君///」
「だ、ダメかな?あ、あとこれ罰ゲームとかじゃないから本気だから」
「わかってるよ。たまに宵一君は一見ふざけてるけどね」
「うっ!だ、誰に教えてもらったわけそれ!」
「喜多君と星降君と隼総君」
「あ、あんの野郎〜〜〜」
「私も宵一君が好き。かっこいいし好きだよ//」
「祐奈ぁぁぁ!!」

ぎゅう

「好き、好き、大好き//」
「う、うん////」
「もう離さないからね」
「うん///で、でさ......」
「うん、なぁに」
「ど、どうして体育館裏で?」

どうしてって祐奈はロマンがないな。体育館裏で告白なんてよくあるじゃないか

「まぁ、気にしない気にしない〜ねっ、ギュッてしてもいい?」
「もう、ギュッてされてるよ///」
「知ってるよ。でも、もっとギュッてしたい。だめぇ?」
「うっ!もう、仕方ないな〜」
「えへへ。ありがとう、祐奈」


ぎゅぅ、ぎゅぅ


「宵一君ってさ......」
「ん?なぁに」
「宵一君って犬みたいだよね」
「...........」
「なんかね飼い主の私のことが大好きな感じ........って宵一君?聞いてる?」
「...........ぬじゃないよ、祐奈」
「えっ..........っ!?」


ちゅっ

「いきなりごめんね。でも、彼女にそんなこと言われたら嬉しくはないな」
「ご、ごめん.........」
「いいよ。僕こそいきなりキスしてごめんね」
「ううん!!その嬉しかったから。ファーストキス、奪ってくれたし」
「じゃ、たくさんキスしてあげるよ」

僕はまたキスをした。甘い甘いキスを僕たちは堪能した

_________

「宵一君、おはよー」
「おはよ祐奈」

ちゅ

「//////」
「えへへ」
「えへへじゃない!!//////」


ドガッ


「いってぇぇぇ!!」
「全く朝からいちゃつくな!!」
「星降が殴ったぁぁぁ」
「まぁ、殴りたくはなるよな」
「隼総まで物騒だなぁ〜」
「物騒にしたのは間違いなくお前だよな、西野空」

全く朝からなんで僕が殴られなくてはならないんだ。祐奈に朝のキスをしてあげただけなのに〜

星降も隼総も酷いよな〜

「「お前がそうさせたんだろうが!!」」
「なんで僕の心の声が聞こえるんだよ!!」
「「顔に出てるんだよ!!」」
「まぁまぁ、星降に隼総少しは落ち着こう」
「........いや、落ち着けないよ。神童君」
「き、喜多?」

や、やばい!喜多の顔がぁぁ!!

「西野空!お前はあとで俺の部屋に来い!」
「ふぇぇぇ!助けて、祐奈!!」

僕は祐奈の後ろに隠れるが両腕を掴まれる

「ち、ちょっと2人とも!!」
「自業自得だな、西野空」
「そうそう。潔く喜多の説教を受けるべきだぜ」
「し、神童!!」
「す、すまない。今回は助けられそうにないよ」
「うわぁぁぁん!!」
「ふふっ」

今日も僕たち天文科メンバーは騒ぎを大きくしたのだった


でも、祐奈と恋仲になれたのは嬉しかったな

よし!次はデートだ!!

まぁ、その前にこれ(喜多達)をどうにかしなきゃ




(お前はいつもいつも!!)
(むぅ、だって祐奈可愛かったからさ)
((理由になってない!!))
(星降に隼総、うるさいよ〜)





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