/ No.8 一之瀬!最大の危機(大阪編) \ 私たちは真・帝国学園での試合でなんとか勝つことが出来た 吹雪君は、染岡君の離脱によって少しだけ落ち込んでいたが今ではすっきりした気分にはなっていた でも、やっぱり落ち込んではいた そして、私達はエイリア学園の潜伏先を探すべく大阪で情報を集めることとなった No.8 一之瀬!最大の危機(大阪編) ________ 「皆でエイリア学園の情報を探しましょう。各自ペアを組んで行動して下さい」 瞳子監督の指示により私達は大阪ナニワランドの周辺で情報を聞くことにした で、ペアはと言うとリュウジ君となのです なぜ?と言われると答えにくいのですが吹雪君は知らない女の子達に囲まれてしまい誘えませんでした 「じゃ、情報でも聞きに行くとしよう」 「あのさ、リュウジ君ってエイリア学園だよね?何処にあるのか知ってるんじゃ..........」 「うん。だからねここは姉さんの指示を無視して遊びに行こうと思ってね」 「え........」 「ほら、行こう!」 リュウジ君に手を引かれ私達は乗り物を乗って遊んだ 「ち、ちょっと休もうよ;;」 「大丈夫?祐奈」 「全然大丈夫じゃない」 「あそこのベンチで休もうか」 「うん........」 リュウジ君と私は近くのベンチに座り休憩することにした にしても、リュウジ君って子どもみたいだなぁ 『レーゼ』と比べると全く違うなぁ 「ん?俺の顔に何かついてる?」 「ううん!そ、そんなことないよ//」 ヤバイ、まともにリュウジ君見れない! 「祐奈........」 「なぁに、リュウジ君」 「うん。祐奈はさヒロトのことどう思う?」 「え.......」 「本当のこと言ってほしい」 リュウジ君の眼が真剣そのものだった 私は嘘をつかず本当のことを話した 「彼は不思議な子だね。なんだかほっとけないんだ、ヒロト君が」 「祐奈の言う通りかもね。ヒロトは不思議な奴だよ」 「そっか.......」 「うん。ヒロトは自分の名前も知らずにお日さま園に来たからね」 「え..........お母さんやお父さんは?」 「居ないよ。俺もデザームもお母さんやお父さんは居ない。でも、ヒロトは違う。産まれた時から知らないらしい」 「そうなんだ........」 ヒロト君にはお父さんやお母さんがいない でも、それはリュウジ君にも当てはまるらしい 私にも父と母は居ない でも、弟と兄はいる。だから施設じゃないちゃんとした家庭がある 違うんだ。リュウジ君やヒロト君なんかとは ー住む世界が違うんだー 「暗い話になっちゃったね。そろそろ瞳子姉さんの何処に行こうか」 「そうだね........」 それから私達は瞳子監督やメンバーがいる場所へと戻った 「え!一之瀬君が」 「そうなの。一之瀬君が居なくなって」 「急いで探した方がよさそうね」 「手分けして探しましょう」 私達は一之瀬君を探し始めた 一体、何処にいるんだろう。一之瀬君 「おーい、一之瀬!」 「一之瀬君」 円堂君や秋は大きな声をあげて一之瀬君を探していた 「あの、この人みかけませんでしたか?」 夏未ちゃんや春奈ちゃん、鬼道君なんかは一之瀬君の写真を使って情報を聞き出していた 「土門君、貴方がいながら」 「わ、悪かった;;;」 「あ、祐奈ちゃん」 「どうしたの?吹雪君」 吹雪君が指をさして『あれ、一之瀬君じゃないかな?』って言った。 私達は、一之瀬君がいるであろう屋台に眼を向けるとそこに一之瀬君がいたのでした 「一之瀬〜」 「一之瀬君!」 「土門、祐奈!」 一之瀬君はなんとこの屋台の子に捕まっていた 理由を聞くとどうやらその子の一目惚れらしい しかも、結婚やらダーリンやら言い出して一之瀬君は困惑していた 「うちのダーリンとはどんな関係なんや!」 「え、えっと................友達?仲間かな」 「ふーん.........彼女やないんやな」 「え、えっと........そうだよ......」 「違うよ、祐奈は俺の『彼女』だ」 「はぁぁぁぁ!!」 私は絶句した いや、叫んだ。大声で 「な、なんやてぇぇぇ!!うちらのチームと勝負や」 「な、な、なんでこうなるのぉぉぉ!!」 いやだ なんでこうなるの? 誰か教えて (お、おい!一之瀬) (嘘でも言っとかないとな) (なぁ、吹雪。一之瀬ってこんな奴なのか?) (う、うーん。僕、知らないんだよね、彼のこと) ≪*≫ ← |