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蒼空の屋敷inイタリア



少年「おいっ!!彩花と氷輝はどこに行ったんだよ!!」
少女「黙りなさい、烈火。」
烈火「だって、風鈴っ!!」


小柄な少年と大人びた少女が言い合いを始めた。

少年は軽く癇癪を起こし、少女はそれに対し眉間にしわを寄せ五月蝿そうに耳を塞いでいた。
そこに苦笑しながら、2人の人物が部屋に入ってきた。
1人は烈火を落ち着かせもう1人は風鈴と呼ばれた少女を気遣った。
1人の青年は烈火と風鈴に言った。


青年「彩花と氷輝は、9代目の依頼と復讐者としての仕事で日本に行ったよ。」
烈火「なんだって!?それは本当かっ、鏡李っ!!」


鏡李と呼ばれた青年は頷いて応えた。

その事実に風鈴も青ざめて驚いた。
すぐに風鈴はもう1人の女性――海里と烈火に席に着くよう言い鏡李に宵闇を連れてくるよう指示をした。
鏡李はすぐに宵闇と呼ばれた女性を連れてきた。

全員が席に着くと風鈴は有り得ないことを言い出す。


風鈴「彩花様と氷輝様を追い掛けましょう。手紙を出しておきます。鏡李、海里。」
鏡李&海里「はい」
風鈴「あなた方に行ってもらいます。出発は今夜、気をつけて行って下さいよ。」
鏡李「楽勝だよ、な?海里。」
海里「頑張ってきます、ね?鏡李」


鏡のように似ている双子の彼らは互いに問いかけ応えながら、部屋を後にした。


風鈴「全く…こんな時にあの方は一体どこにいったのでしょう…。」


ため息混じりの呟きは誰も聞くことはなかった。

そして、その夜2人は屋敷を出発した。



広場inイタリア



金髪の青年「何っ!?あいつから召集がっあったって!?本当か、ロマーリオ!!」
ロマーリオ「えぇ、そのようです。ボス。」


金髪の青年――ディーノは自分の部下、ロマーリオの言葉を疑ったが本当だと確かめるとロマーリオに背を向けた。


ディーノ「…ロマーリオ、ここを頼むぜ。」


そう言うとディーノはどこかに向かって走り出した。


ディーノ「待ってろよ、黎架!!バジルも連れてそっちに飛んでくからなっ!!」









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