『でっかー!』
「すっごい大きいッス!」
「君たち、うるさいのだよ!」
「緑間もうるさい。」
私たちは新しい校舎の門を前にして、胸が躍っていました。
騒ぐ私たちとは逆に冷静な黒子君は、
「クラス発表見に行きましょう。」
と、すたこら一人で歩いていっ。
「ちょ!テツ!お前影薄いんだから、すぐに人に紛れて分からなくなっちまう!」
『青峰、それはいくらなんでも失礼だ。』
皆で黒子くんを追いかけた。
「一体何クラスあんだよ...。」
「これじゃあ、自分見つけるのに何分かかるのか分からんのだよ。」
「あ、僕、14組だー」
『へぇ〜...って私もだ!むっくん、同じ!』
「やったー」
「マジかよ、俺は俺は...俺も14組だ!」
『やったー!』
「俺と黒子と桃井も14組、なのだよ。」
『やったー!あれ、赤司は?』
「勿論、俺もだ。」
『ですよねーっ!やった!皆同じだ!これ、なんか裏ありそうだけどね。』
「絶対あるだろう。この僕が、アホ峰と同じクラスになることは今までなかったしな。」
「赤司てめー「はいはい、早くクラス行きますよ。」」
青峰は黒子君に引っ張られた。
その会話を横で聞いてたのが、日吉と鳳だった。
「なんだか、すごい元気な人たちでしたね...」
と、言葉を失っていた。
.