水戸君は優しい
どうやら私のクラスは7組、主人公と同じクラスだ。

しかもなぜか私の前。ちょ、全然黒板見えないわー。
まぁ寝るのは出来るが、真面目に生きようとしているので、それはどうも、ね。

にしても本当に、でかいなー。
っていうか赤い髪目立つ。実物見たら怖いけど、キャラを知っているしそんな怖くもない。

花道の隣は水戸君だ。

「みょうじさん、全然見えねーだろ?」

『そんなことはないですよ。』

「そうか?変わってやってもいーぜ?」

ああ、いい奴だな水戸君。君のミッチーとの乱闘のシーンは大好きだ。かっこよすぎるよ。あれ見に行ったら殺されるフラグかな。

『大丈夫だよ。』
と言い、ペンを持ち、教科書を広げた。
すると水戸君も察し、前を向いた。

あ、花道、起きた。
まだ、ゴリとは関わってないのかなー。

あれ、そもそも入学式のもっと後だっけ?時間軸が全然分からん。

まぁいーや。

あ、店長から電話だ。


『はい、みょうじです。....はい、今日ですか?大丈夫です。はい、わかりました。』

どうやらバイト先の女の子が風邪で代わりを探していたらしい。
友好関係の少ない私はものすごく暇なので承諾した。


とりあえず、次、当たるかなー。

fin



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