凛月くん、気付く


凛月とは家が隣の幼馴染み。面倒くさがりな凛月をお母さんごっこの延長でお世話してたら、いつの間にか母性は恋心に変わっていた。

「あのね、凛月…。私ね、凛月のこと好き!」
「うんうん、俺も好き〜。これからもお世話よろしくねぇ〜」

違う!そして寝るな!何度凛月に好きだと伝えても返ってくるのは同じ台詞。これを言われてしまうと「異性としてだよ」と付け足す勇気がでない。凛月は私の気持ちに気付いてないのか、はたまた気付いてないフリをしてるのか。後者だと…かなりツラいな。そして夢ノ咲に凛月を(学校で寝ちゃうから)迎えに行ったとき、初めて凛月の仲間に出会う。

「あ!おまえどっかで見たことあるぞ??待って待って、言うなよ?今思い出すから!う〜ん……ここまで来てるんだけどな…そうだ思い出した!おまえリッツの友達だな!?一緒に帰ってるの見たことあるぞ!あったり〜☆」
「ひぃぃぃぃ!!距離感怖い!!!」
「ここで会ったのも何かの運命だ!この感動が冷めないうちに、おれとお茶でもしながら語り合おう!…ん?なんか湧いてきた…インスピレーションが!!」
「ヤバイ怖いヤバイ怖い!!」

彼女を気に入って過剰なスキンシップをするレオに、凛月が段々モヤモヤしてくる話。友情なのか恋なのか分からないまま、彼女を取られまいと珍しく必死になる凛月。

「……王さま、これ以上手を出したらさすがに俺も黙ってられないよ」
「おぉ、リッツ決闘か!?わははは☆いい顔してるな〜!おれも本気出すぞー!」

レオに連れ回させれる彼女を汗だくになって探し回り、2人を見つけたときにやっと恋に気付く凛月くんを書きたい。



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