「転校初日に遅刻してくるバカがいるか!!」
「・・・すみません」
会話を聞いての通り、遅刻しました。だって、ゆっきーが途中で諦めちゃうんだもん。
さすがに転校初日に遅刻はヤバいかなぁって思ったけど、やっぱりゆっきー達と登校したいし。
なにより道わかんなかったしね!!
「とにかく、すぐに2年4組に行きなさい。そこがあなたのクラスだから。」
「はーい」
って、2年4組?
・・・ゆっきー達と同じクラスではないか!!
ヤバい!!めっちゃテンション上がってきた!!
「こんにちは、松本夏海です!!よろしくお願いします」
「じゃあ、松本さんの席は浅羽くんの前ね。」
「はーい!」
もう、これは運命としか言いようがないんじゃないですか?
幸せすぎて死にそうです。
そういえば、ゆっきーだけじゃなく千鶴や要っちも一緒だったっけ。
しょうがない、挨拶してやるか。
「ヤッホー!ゆっきー、千鶴、要っち!!朝ぶりだね」
「・・・・・・」
「ヤッホー!」
「げっ・・・」
何このバラバラな反応。
ゆっきーは無反応だし、要っちは露骨に嫌な顔するし、そんなに私が嫌か。
まあ、千鶴はちゃんと返してくれたけど。
転入生。
やっとここまできた。
(これからよろしく!!)
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