「シカマル大好き愛してる!」

「あーはいはい」


本日5回目の告白。通算1000はいってるはず。シカマルに初めて会った時に一目惚れして告白したらお前のことしらねぇって言われて。じゃあ知ってもらうしかないっしょ!ってなってアタックして半年。お友達にはなれたと思うけどまだ恋人にはなれないらしい。でも好きだから会うたびに告白するんだけどね!向こうからしたらただの迷惑?そんなことないと思い込んでるから全然大丈夫。あー今日もかっこいいな、ちくしょう。


「シカマルひま」

「俺はひまじゃねぇよ」

「えー」


ただいま授業中であります。ちょ聞いてくれる!?昨日席替えしたらシカマルの隣になれちゃったんだよね〜。喜びすぎて鼻血出ちゃってシカマルにドン引きされたなんてことはないよ、決して。いつも寝てるシカマルなのに今日は真面目に授業受けてるのは多分わたしのせい。寝てるとちょっかいだしたり寝顔みてにたあーってしてたから。きもちわるいって言われたし…きもちわるいって、きもいの最上級だと思うんだよね。つまり何が言いたいのかって言うと、わたしのガラスのハートが粉々に砕け散った、ということです。あ、授業終わっちゃった。シカマルは、おおおお!まだ隣にいる!わたしから逃げてないいい!やばっ嬉しすぎる。今日の最大の喜びだよ!


「シカちゃーん」

「あ、キバ」

「その呼び方やめろ」


わたしもシカちゃんって呼んだらもっと構って貰え…うん怖いからやめよう。今キバのこと睨んでるもん。キバはキバでそれを微動だにしてないけどね。やー尊敬しちゃう。


「キバとシカマルいるかあ?」

「ナルトじゃん」

「おーここ、ここー」


シカマルは顔をナルトに向けてため息1つ。多分めんどくせぇことだろうな、とか考えてんだと思う。キバは何だかノリノリ。


「バンドやんねぇ?」

「「「は?」」」

「あ、名前はかんけねぇってばよ」

「ちっ」


理由を聞けばロッカーに挑戦状が入ってたらしい。(今時挑戦状って…)内容は3ヶ月後の高校生のバンド大会?で対決らしい。相手のバンド名はLoose。とだけ書かれてたらしい。うん、面白そう。挑戦状とか書いた人の顔をみてみたい。


「俺はいーぜ!シカマルもどーせ暇だろ?」

「……」

「シカマル、やらないとシカちゃんって呼ぶよー?」

「はあ…ったくめんどくせぇな」


キバとハイタッチ!こんな面白そうなことはないからね。しかもバンドってかっこいいし。バンドやってるシカマルとか見たら鼻血出る気がする。ってかもう出そう!


「メンバーって3人だけなの?」

「サスケも誘ったんだけど断られちまった」


ナルトはサスケ好きだもんなあ。あ、もちろん友達としてって意味でね。別に同性愛を否定する気はさらさらないんだけど。むしろ受け入れる派。


「もう1回誘ってみるってばよ!」

「じゃあ、明日皆で誘いに行けばいんじゃない?」

「明日の昼休みナルトんとこ行くんで決まりだな」


相変わらずシカマルはめんどくさいらしい。まあシカマルらしいと言えばらしいんだけど。


そんなこんなでバンドやることになりました。(あれ、わたしって邪魔者じゃない?)




 
 







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