鏡越しの君に | ナノ





『なあんで、こんな羽目に』

そうだ、全部学園長が悪いんだ。俺はただ巻き込まれたっつーか犠牲者だ 何が委員会で困った事があれば一樹を呼べ。だよ


「一樹先輩! そっちに行きました!」

『おー、あ いたいた
よしっ 捕まえたぞ』

俺は学級委員なんだぞ いくら仕事がないからって放課後に毒虫追っかける程元気ねぇよ。だが可愛い後輩に涙目で頼まれたら手伝うしかないよな、俺間違ってないよね?可愛い後輩の為だもん。体に鞭打って頑張るよ…、ごめんそれは嘘 うん、そこそこ頑張るよ

「せんぱーい!
先輩のうしろに一匹います!」

『お 捕まえたっ』

最近では毒虫を捕まえるのがうまくなった俺。少し前までは虫に逃げ腰で掴むことすら出来なかった 俺ってば成長したなあ、あはは

『よし、こんなもんか?』

「はいっ 本当にありがとうございます!」

俺に笑顔でお礼を言う竹谷 ちくしょう、可愛い。なんだよ何で後輩ってこんなに可愛いんだ
だが、もうこんなのは御免だ 可愛い後輩と一緒なのは嬉しいがこれじゃあもう俺死んじゃう 過労死するって、だから言うんだ俺!さあ言え!!

『ああ、まあ またなんかあったら言えよ
出来る限り協力するから』

俺のばかああああああっ

「ほ ほんとっすか!
じゃあ、お言葉に甘えてまたお願いします」

『おう いつでも言えよー』









やっぱり、
(後輩の可愛い目に負ける、)
(一樹先輩ってかっこいいよなあ)





忍たまはじめましたー!
はっちゃんの喋りがわかんない

20111030*



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