アナタが世界でボクが色。 | ナノ




少年と流生の関係は、あの日のまま。
どちらかと言われると避けられてる感じ。


料理は徐々に美味しくなってるとは思うけど口にしてくれない。


あ、そうだ


「流君!ぼ、オレに名前つけてっ」

皆が俺って言ってるのが羨ましくて今はチェンジ!しながら、わすれていた事を投げかけた。

「ね?ね適当でいいから」

流生はタバコを片手にパソコン弄り。


聞いてないです。


「うーっ」

バタバタ。

「うー」


「伊呂波」

「え?」

「2度目はねぇ」

「い、ろ、は。伊呂波!!覚えた!ぜったい忘れないなにがあっても。大切にするっありがとう」


ぎゅっと胸の前に手を当てて包み込むと、何故か流生の方が少し驚いてるふうである。



しかしこの1週間後、ある事件が起きた。

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