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「おいおい。休憩してろつっただけだろ?何脇に抱えてやがんだ。」
ゆーちゃんよりもう少し低い男の声。
絶賛、脇に抱えられ中の少年には顔さえ見られるれないが。
「どうすんだそいつ?」
興味津々という風にゆーちゃんに聞いてくるが、本人は語らず他人の家だというのにもう片方の手でタバコを吸っている。
「お前がねぇ
。ま、ちゃんと面倒見るんだな。話ならつけといてやる。つけは高いぜ」
多分、ゆーちゃんより位が高い人なのだろう。挨拶さなければ。
「よ、よろしくお願いしますっ!」
笑い声が廊下に響く。
「おう。俺はまぁヤクザの組長はってる日向仁だ。こいつは流生。」
「ぇ!?ゆーせいじゃないのですか!?」
「名前くらいちゃんと教えとけぇ。んで君は?」
「ないです。名前。」
「まぁ流生がその内つけんだろ」
名前が無いと言ったがあまり驚かなかった事に驚く。
「じゃ、また」
目まぐるしく回る 1日。
そして、緊張した1日が終わった。
少年は黒塗りの車に乗せれ、ここより遥かにでかいお屋敷へと向かわされるのであった。
「ゆーちゃんじゃないんだね。じゃあ流君でっ」
怖いもの知らずな人間が1人増えました。
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