アナタが世界でボクが色。 | ナノ






「どどどう言う事だぁああ!!!」

唸りを上げたのはいっくんである。

授業中に急に奇声を発したのだから皆びっくりだ。

「いっくん!?」

「藍川サマなんかしたっしょ!!王道転校生が転校しちゃってるじゃん!!」

「え!?!あの、綾瀬くん!?オレじゃないよ!?そんな力ないよっ」

「あ、すみません。それ俺です。」

え!?とクラス中が声を上げ見るとそこにはまたもや銀君の姿。

「防犯カメラにお嬢に悪行をしていたので、つい。雑賀さんに言ったら秒でしたね。お友達には悪いんですけどね。」

あ、悪行?


「そ、そんな馬鹿なっ!!もっと悪行貫いて皆んなで学園から追い出す話だったのにっ」

え、それもどうなの

「やーいざまぁ」

「え、なんでいるのくぅちゃん」

「自習なのぉ。これでうるさいの居なくなって僕がちやほやされるう」

「藍川サマ、王道転校生する気ない?」

「皆さん面白いですね」

笑い事じゃなぁーい!!




「先生授業したいなぁ」





数日後
何故か学園が荒れていたのが、おさまった。が、生徒会だけがまだお熱らしい。
今にも転校する気まんまんだとか、色々噂されている。





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