夢小説 完結 | ナノ
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

岩泉とくっつきました


『(好き、好き、好き……あたしが…岩泉くんを…)』

「苗字」

『(ああああああ、どうしよう…これ…次からどんな顔して会えば…)』

「苗字?」

『(うわああああああああ)』

「っ苗字!!」

『は、はい!?…うぇええ!?い、岩泉くん!?』

「…お前なぁ…危ねぇだろうが!!あと少しで電柱にぶつかるとこだったんだぞ!!!」

『へ…あ…ご、ごめんなさい…』

「たく…ボーッとしてたみてぇだけど、大丈夫か?」

『あ、う、うん…。と、ところで岩泉くんはなんでここに?』

「部活帰りに通ったんだよ」

『あ、そ、そっか……な、なんだか凄いね!!2日連続で会うなんて!!』

「…」

『…い、岩泉くん?』

「わりぃ嘘だ」

『へ?』

「ホントは、ここ通ったらお前がいるんじゃなかと思って、歩いてた」

『っ…』

「昨日の今日だし…またなんかあるんじゃねぇかって心配でな」

『あ……そ、そっか…心配してくれたんだ…あ、ありがとう…』

「…おう」

『い、岩泉くん、優しいね。そんな感じだと学校でもモテるでしよ?』

「は?なんだよ急に…つか、モテねぇよ。うちにはクソ川もいるしな」

『…アイツ?あんなのの何処がいいわけ?』

「ぶはっ!…まぁあんなんでも良いとこもあるんだよ」

『……やっぱり岩泉くんモテるでしょ!』

「はぁ?今の流れでどうしてそうなるんだよ!」

『だって…さりげない気遣いが光ってるというか…クソ川くんはともかく、普通の女の子はそういうのに弱いし…』

「…」

『(お、怒らした!?)』

「するか、馬鹿」

『へ?』

「誰にでも優しくなんてねぇよ」

『っ!そ、それは、その…どういう…』

「…だあああああああ!!だからっ!お前だからだっつってんだよ!!」

『…』

「な、…なんか言ってくれねぇと困るんだが…」

『う、』

「(う?)」

『う、う、うわああああああああああ!』

「!?な、何泣いて…!」

『だっ、だってぇだってぇ…嬉しいからぁ…うう、ふっ、ひっくひっく』

「嬉しいって…それ…」

『岩泉くうううううううううううん!!』

「んなっ!?ばっ!な、何急に抱きついて…!」

『………好き』

「っ」

『好き、です。ううん、大好き!』

「…俺もだよ」

『うわああああああああああああ!!』





“初恋、実っちゃいました”
(好きだよぉ!岩泉くううううん)
(…あー…分かったって…ほら、帰るぞ、名前)
(!!うん!一!!)

prev next