追いかける
 
彼女は神室町に馴染んでいるかというと、分からない
馴染んでいるというか、彼女のためにあるようで、そうでないような
自分でもよくわからない
彼女は神室町ですごしていて、楽しいのだろうか

『秋山さんってUFOキャッチャー上手なのね』
「そうだよ。凄いでしょ。」
『私だってぴよちゃんくらいとれるもん』
「とか言って3回で諦めたくせに〜」
『むー』

こう見ていると、楽しそうなのだが
学校や家ではやはり楽しくないのだろうか?無駄に心配してしまう
だから俺もこうやって毎日職質される恐怖を打ち消してるのかもしれない
まあそれに関しては違う意味もあるのだろうけど

『まあ、秋山さんぴよちゃんくれたしいですけどねっ』
「結局そうなるのー?」

ルンルンとする彼女をやれやれと追いかける
追いついて彼女を見ると、ぬいぐるみを抱きしめながら笑顔でいた

少なくとも俺と居る時は、なまえを楽しませてやってられてんのかなって思った

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