StP side:Y

08




「よーすけ…っ、だっこぉ…!」


「抱っこって…してるでしょ? …、!」

 そして気付いた。
 夢想の中でも、そして現実でも夏弥の大好きな、抱っこ。

 駅弁。


「…エッチ、するの…?」


 夏弥の腰はだいぶ痛んでいるはずだ。ちなみに僕の腰も、さすがに少し、痛いのだけれど。
 こくんと腕の中で肯く可愛い夏弥に、僕の牡が元気にならないはずもなく。
 僕は夏弥を抱き上げ、下から思い切り突き上げた。

 ぐちゅううっ
「あぁあんッ! きもちぃっ…! よーすけ、きもちぃよぉ…っ!」

 夏弥の中は何度も犯したにも関わらずきつく僕を締めつけて、僕らは夢中になって交わった。
 僕が突くたびに夏弥は白濁を溢れさせて、その卑猥な様子に僕もたっぷりと夏弥の中に白濁を注ぎ込んだ。


+++


 全てが終って、また隣で死んだように眠る夏弥の髪を撫でて、僕は息を吐く。

「腰、鍛えなきゃな…」

 もしかしたら夏弥は、僕の夢想を越えるほどの淫乱かもしれない。



end.

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