Stalk to Pleasure

04



 しゃき、しゃき、しゃき。

 どうやら適当に鋏で衣服を切り刻まれたようだった。時折肌に触れる金属の感触に、夏弥はただ震えて耐えた。

 べろり。
「んにゃっ?!」

 突然濡れた熱いものに乳首を刺激されて、予想だにしない声が出た。
 胸の上で洋介が笑う。乳首がスースーする。

「あぁ、可愛いね。小さくてピンクで。やっぱり夏弥はいい…」

 ぶつぶつ言いながら、恐らく舐めているのだろう洋介は、ひたすらに乳首をいじり始めた。
 他人にそんなところを触られることなど当然初めてで、舐められ噛まれるたびに躯が跳ねてしまう。

「ぁう、ゃっ…、ぁ、あンっ…やめ、嫌ッ…」

 情けないほどか細い声しか出ない。
 しかも次第に躯が火照り出し、乳首を舐められるたびにじわじわと何かが腰に走るようになってきた。

「ぁ、あッ、ゃ、やだ、なん、で…っ」

 舌や歯、指が乳首を離れるたびに、どこか惜しく感じる。――次を、望んでしまう。

「いやっ、いやっ…いやぁっ…!」

 こんなのは自分じゃない。そう思う。

「『嫌』じゃなくて、『イイ』って言ってごらん」
「うるせッ…ゃめ、ぁあッ、あっ、ぁぅッ!」

 クリクリと抓まれた乳首を回されて、腰が跳ねた。
 ぷる、と性器が揺れる感触に、今自分は裸も同然の姿だということを再認識して、堪らなく恥ずかしくなる。

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