only me

13


 急に叩きつけられた現実と、躯全体が痺れる感覚と、俺を抱き締めて明らかな快感に身を委ねて腰を振る真島の表情。
 ぐちゃぐちゃと粘着質な水音が部屋に響いて、俺は揺さぶられて、涙が浮いた。

「ぁ、や…っぁっ、ぁっ…」

 ぢゅぷ、ぢゅぷ、ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ

「みゆき、みゆき…ッ、」
「ぁっあっ…!」

 犯されてる。セックスしてる。ということは、俺のケツに真島のアレが入って、る。
 信じられない。嫌だ。
 そう、思うのに。


(きもち、ぃ…)


 ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ
 ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ

「みゆき、痛いか…っ?」
「ぃっぁ、ぁ、ぁっ…ぃた、く、な…っ」
「ッ、良かった…っ」

 獣みたいな吐息で、夢中で腰を打ち付けながらも真島はそう言う。ケツの奥がきゅうぅ、と締め付けられるような感覚があって、真島のソレの形が余計に意識される。

 ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ

 そう思ったら、この濡れた音はたぶん、真島の先走りが俺の中に溢れて掻き出されている音なんだっていきなり理解して。
 かぁあああっ、と耳まで赤くなったのが分かった。

「ぁっゃ、やだ…っ!」
「みゆき?」
「ゃだ、やだ…っやだ、ましまっましまぁ…ッ!」
「ど、どうし、」

 ぢゅ、ぷ

 腰を止められると、躯の奥にある真島のソレがびくびく脈打ってるのが伝わって、俺はもっと恥ずかしくて堪らなくなった。

「ぁ…は…っはぁ…っ、やだ、や、だ…」

 またくしゃくしゃと真島のTシャツを引き寄せいやいやと頭を振る俺に、けれど真島はよしよしと頭を撫でて、キスをたくさん降らせて。

 そして。


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