11


 牡の内側を掻き回されているお陰で、全身の痙攣と、それに伴う快感が終らない。小刻みに躯が震え続け、そして千紘も乳首を愛撫し続ける。

「ぁッぁあ…っ、ひ、ぅ…っ、ゃ、だ…ぁ、ッふ、ぅ、く…っゃだぁあ…っ」
「ああ…観月くんが泣いてる…泣きながらおっぱいで空イきしてる…」

 恍惚の表情すら浮かべながら千紘はしゃくり上げる観月の、溢れたヌメリでどろどろになった牡に吸い付いた。

 当然観月は「ひっ!? ぃや…っいやぁあ!」半狂乱で悶えるが、千紘は構わず牡の味を堪能し、そのまま無防備な蕾をもしゃぶり尽くした。

 なにをされても弾け飛びそうなほどの肉欲で眩暈がして、涙を流し喘ぐしかできない。

「ん…大丈夫だよ観月くん。気持ち良いね? ほら、お股開いて」

 ソファの上で胸まで膝を折り曲げられ、恥ずかしい場所を曝け出される。


 ヴィヴィヴィヴィヴィ…!

 びくッびくびくッ…びくんッ

「んんん…ッ! んん…っはっ、はっ…も、も、ゃ…っ」

 ちゅっ、クチュクチュ…っ
 ぴちゃぴちゃっ…ちゅるっ…

「ぁ…っ、ゃ、また…っゃ、や…っ、──ッ!」

 ビクビクビクッ!
 びくっ…びくんっ…

 ヴィヴィヴィヴィヴィ…!

「っふ…ぇ…、はっ…は…ッ、も、む、む…っぁっあっ…」


 何度も何度も押し寄せる快感と、強制的に絶頂を繰り返す躯。

 もう無理。やめてくれ。その言葉を声に出す隙すら与えられず、精神的にも肉体的にも限界だった。

「我慢いっぱいできたご褒美だったんだけど、イき過ぎてつらくなっちゃったかな? ふふ、お尻の孔もヒクヒクしちゃってるよ。ペロペロされるのも気持ち良かったんだね…ほんといやらしいんだから」
「ぅ、ァ…っ! ぁ、ゃ、ゃあ…っ」

 尿道バイブが止められたかと思うと、今度はゆっくりと後ろ──蕾に指が挿し込まれる。
 熱く蕩けたナカが、異物を追い出そうとキュウキュウ締め付けるのが、全身の感度が上がっている観月にも明確に判る。恥ずかしくて泣きたい。

「あー…観月くんのナカに、僕の指が這入ってる…すごい、指だけでイきそう…」

 完全に色欲に狂った瞳の色が、観月を見下ろす。

- 215 -
[*前] | [次#]

『雑多状況』目次へ / 品書へ


 
 
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -