キミノスベテヲ

04


 喉を反らして悶える陸斗の、腰が揺れる。性急にベルトを外しパンツを剥ぎ取ったら、ボクサーパンツを押し上げる陸斗の性器の形。
 鷲掴みにして、指先でグリグリと刺激しながら上下に扱き上げながら、陸斗の顎を舐める。

「ぅあ、ぁぁ…っ」
「乳首弄られて勃起したのか、陸斗」
「っぅ…」

 かああ、と赤らむ陸斗の頬、耳。

 かわいい。かわいい。もっと、もっと、──苛めたい。

「男に乳首舐められて勃起するようなアイドルが、ベッドシーンなんか撮れるのか? なぁ…この乳首を映画に撮られて、全国の男達が見るんだぞ…」
「ゃ、やだ、たくま…」

 うるうると瞳に涙を溜めて、弱々しく首を振る陸斗。でも、やめてなんてやらない。やれない。

「なにが嫌だ。見てみろ、こうして俺が乳首触るだけで、ち○こビクビク動かして。変態」
「ぅ…ご、ごめん…」

(変態は俺だ)

 拓真の謂われない暴言にも、両手で口許を覆うようにして嬌声を殺しながら、陸斗が謝る。ぞくぞくと這い上がる快感に、途方に暮れると同時に燃え上がる。

「ベッドシーンで全国の男に見てもらうち○こ、見せてみろよ」
「そ、そんなのまで、撮らな…あぁっ!」

 再び首を振ろうとした陸斗の両の胸の粒を、キュウゥっと両手にそれぞれ抓んだ。
 陸斗の性器が更に跳ねて、ボクサーパンツの布地が別の生き物みたいに動く。

「ァ、あ…った、たくま…っ」
「聞こえなかったか? ち○こ見せろっつったんだよ」

 腰を浮かしてやると、真っ赤な顔でおろおろと陸斗の視線が彷徨う。
 ベッドの上で、勃起した性器を恋仲である幼馴染に見せるために、自ら下着を脱ぐ。その先に待つのがなんなのか、分からないほど陸斗も純ではない。

「…っ、…っ」

 可愛い顔をくしゃくしゃに歪めて、散々悩んだ挙句、ようやく陸斗の指先がボクサーパンツに掛かる。

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