ヒトガキ

06


 主犯の男がリングを填めた夕樹のペ○スを、扱きながら口に咥え、ぢゅるぢゅると強く吸い上げ始めた。

「んぁ…っ! ぁ、い、やぁ…! やぁ、あ…っ、ぁっ、ぁん…っん、んぁ…ぁむっ」

 喉を反らすと、また唇を塞がれ、舌が絡め取られる。さっきまでの男と違って、今度は煙草の匂いがしてくらくらする。
 主犯の男の他にもまた股間に頭が群がり、吸い上げられているペ○スを横から舐めたり、陰嚢を左右から食まれたり、秘孔に舌が挿し込まれたりする。

 徐々に勃って来たのだろう、キュウキュウとペ○スが締められ苦しくなってきた。

「んんぅ…っ、ん、ふッ…は、ぁむ…っ」

 もう何人の男とキスしたのかも判らない。唇の周りは誰のとも知れない唾液でべとべとで、舌の感覚はなくなりそうだ。
 周囲の男達が下卑た笑いを浮べながら何か言っているが、夕樹にはそれを聞き取る気力もなかった。

 秘孔がまさぐられる。舌ではない、確かな硬さのある、指があてがわれる。

「んぁ、ぁ、ぁ…っ」

 細いそれは秘孔に潜ったかと思うと動き、ナカを掻き回す。
 その間も躯中を刺激され続けて、夕樹の開きっぱなしの唇は銀糸を垂らし続けた。

(おかし、く、な…る…っ)

 秘孔の襞を性急に拡げられていく。何本目かの指が夕樹のナカを探るように動いて、耐え切れずに夕樹は手近にいた男の服を、きゅ、と握った。

「ぁ、ん…っ」
「いやらしい子だ。誘ってるのか?」
「ッぁ、はんっ…あ、ぁん…っ、ァ…っ」

 反論どころか反駁すら、夕樹の頭には浮んで来ない。

- 14 -
[*前] | [次#]

『雑多状況』目次へ / 品書へ


 
 
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -