朝の光景

08


 力を込めてパニックになりながらも必死で耐える俺に、ひとりの痴漢がキスしてきた。
 唇を舐め、閉じるそこに舌をねじ込んでくる。

「ん、ぁむッ…は、ぁむ…っ」
 ちゅ、ちゅる、ちゅぷっ、くちゅっ、

 ぬぷ、と1本の指が秘孔に潜って、俺は全身を強張らせた。
 ぬぽ、と抜かれたと思うと、別の指がすかさずそこに潜り、ナカを探るように動く。

「ぅむぅうう…ッ! んんん…っ」

 ぬぷ、ぬぽ、ぬぷ、ぬぽ、ぬぷ、…

 数本の指が、代わる代わる俺の秘孔を抜き挿しする。
 そのなんだかもどかしいような感覚に、俺はたまらずに腰を振ってしまっていた。

「いいね、いやらしくて」
「透くん、判るかな? ここを使うんだよ、男同士では」
「?!」

 信じがたい言葉に、俺は愕然として言った男を見た。
 そんな俺の目の前で、その痴漢はぶるんと大振りのちんぽを取り出して、わざと振って見せた。

(あっあんなの挿れるのか?! ケツに?!)

「ん゛んーッ! ん゛ん゛ぅうう!」
「大丈夫、しっかり拡げてあげるからね」

 ぬぷ、ぬぽ、ぬぷ、ぬぽっ…

「ふ、ぅううう…っ」


 ぬぷ、
 ぬぽ、
 ぬぷ、
 ぬぽっ…


 どれくらいの間、指を抜き挿しされていたのだろう。
 俺の秘孔は、すっかり3本もの指を1度に咥え込めるようになっていた。

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