キズナ

05



「え? え? ど、どうし…」
「葵が、好き。なのに、葵がおれを煽るから。もう、ムリ…」

 する、とトランクスの裾から手を入れて、柔らかくほぐしたばかりの尻を揉む。

「ひんっ?!」
 びくんっ

 葵は茜の突然の行動に驚き、わたわたと縛られたままの腕で起き上がろうとした。

「ちょっ、ちょっ、なにすんの茜?!」

 身軽な動作でうつぶせの状態から起きた葵は、茜を丸い目で見る。
 その眼は、怒ってはいない。ただ驚いただけ――戸惑っただけだ。
 当然だろう。葵にとって、茜がそれ以上をするつもりだなんて、思い至るはずもない。

 無防備に開かれた股間に茜は笑うと、「ごめんごめん、」葵の肩を抱き寄せながら、動いたままの電マを、トランクス越しに葵の性器に押し当てた。


 ヴヴヴヴヴヴッ


「ぅやあぁあああ?!」
「こっちに欲しかったよね?」

 電マの刺激に、葵は全身を硬直させて絶叫した。ローターやバイブの振動とは桁違いの、コンセントから直に得ているエネルギーでの振動だ。
 ぐにぐにといろんな方向から当ててやり、1番反応の大きかった裏筋に沿って上下する。

「あぁああっ! あ、茜っ茜やめてッ! やっああぁああっ、壊れる…ッ!」
「嘘。葵のち○ぽ、硬くなってきてるよ? ほら。ほら」

 ヴヴヴヴヴヴッ

「ひゃあああぁあんっ!」


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