綺麗な花には、

04


「あうぅ…っ! あぐっ、嫌…っ嫌あっ! やめろ、やめて…っ」

 いやいやと懸命に逃げようと身をよじり叫ぶ惟人の口にも粘液に塗れた蔦が突っ込まれ、グヂュグヂュと音を立ててピストン運動した。

「んぶっ! んぐ、んっんんッ!」

 溢れ出す液も涎もそのままに、ぐいと惟人の躯は蔦に持ち上げられ、花の中心と思しき場所の真上まで掲げられる。その中心からは一層太い蔦が伸び、くねくねと獲物を待つかのようにうねる。

「んんんッ! んんーッ!!」

 眼下に教授の姿を見つけ、惟人は懸命に助けを求めるが、彼が動く気配はない。

「ふンンっ!!」

 腹部に激しい違和感を感じて見れば、蔦の先端の孔から更に細い触手のようなものが生え、それが惟人の臍に潜ろうとしている。身体を堅くするとすぐに抜けたが、性器等を散々いじられて嫌でも上がってしまった躯の熱が、一気に冷えた。

 狭い場所に潜る習性のある蔦。躯の下の太い蔦。
 今、惟人の躯で、潜れる可能性があるのは…?


「ん゛んんうーッ!!」


 惟人の思考に応えるように、下着に潜っていた蔦が暴れ、べとべとに濡れたそれはズボンごと破られ、布切れと化した。

 強制的に勃たされた性器に絡みつく、粘液に濡れる蔦。それを目の当たりにして、また惟人は躯を火照らせた。
 その蔦の先からも、触手が伸びる。腹につきそうな程そそり勃った惟人の性器の先端を、ぐにぐにと探り始める。同時に口に含まされていた蔦がずるりと抜けた。

「んは…っ?! ぁふ、あ、ゃ、なに…?!」

 鈴口を擦られて、ゾクゾクと躯が震える。惟人の唾液に濡れた蔦がその隙にア○ルを侵した。

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