カミツキ!

15


 めちゃくちゃに焦点が暴れて、涙が散る。腰の奥が前後から突き上げられて、爆ぜそうで。


「ッま、っまッ…! らめっ、らめぇッ、っほ、とっ、らめぇ…ッ!!」
「まだだ。ほら、乳も吸ってやる」
「ひぅんッ…!」


 むにィ、と乳首を吸い伸ばされ、先端をチロチロと舐められ甘噛みされて、思考が塗り潰される。

 ぱたぱたッ、ぱたぱたッ、と尿道に花を抜き挿しされる度に石段にたくさんの染みが出来ていく。


「達したいか? シオリ」
「ッぁんっ、あっ…! ぅんッ、うんん…ッ」


 ほとんど神の肩口に顔を埋めるようにしてしがみつき咽び泣いてカクカク腰を震わせる梓織に、神は優しい手付きで撫で、そのこめかみに唇を寄せた。


「達して良いぞ。…種は出さずにな」
「ッは…っ! ぇっゃ、やら、なんれぇっ…!?」
「何度も言わせるな。種は儂に捧げよ。無駄な垂れ流しはさせぬ」
「そッ…!」

 ごりゅッごりゅッごりゅッ!

「ッッ〜〜〜〜〜っ!!」

 ビクビクビクビクッッ!


 ぼろぼろと大粒の涙をこぼしながら梓織の背中は海老反りになって、全身が痙攣し続けた。


「〜〜〜っぁ、は…っ、な、ッぁ…っ、とま、止まらにゃ…っ、とまらにゃっ…!」
「安心しろ。止まらなくしている」


 神の左手がグチュグチュと音を立てて秘孔を突き続けると掌が陰嚢を叩き、右手は茎でズリュズリュと肉棒を抉り続ける。


「ゃっ、やッゃッ…っ! ッぁたまッあたまおかひくなぅっ…! とめ、とめてぇえッ…!」
「悦いのだろう。お主が悦いなら儂は止めぬ」
「っはっ…! はっはっ…っい、いきッ…はッ、は…っ、れ、れきな…ッ!」

 ぱちゅッぱちゅッぱちゅッ!


 陰嚢がリズミカルに叩かれて情けない音を立てる。


「ぁっゃっくッ! クっ…クるッ…! やっイッ〜〜〜っっ!」


 もう、『どこ』でイっているのかも分からない。

 初めてなのに、初めてではない。
 知り尽くされて、確実に壊されていく。

 笑い続けていた膝が遂に折れ、梓織は神の躯の上に崩れ落ちた。


「ぁッ…はっ、はあッ…! はあっ…!」


 ズルっと秘孔を嬲っていた神の指が抜け、神の唇が乳首から離れた。必死に息をして梓織は酸素を求めた。

 神に虐められた場所がすべてじんじん疼き、拡げられた秘孔がヒクっヒクっとどうしようもなく動き続ける感覚が、頭を茹だらせる。


「嗚呼…愛い…堪らぬ…」


 神は立ち上がり、梓織の躯を石段に四つ這いにさせ、その腰を上げさせた。

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