Mother's Milk

01


 フェイが森の奥で家族を築いてから、3日目。

 3匹――3人?――の子供達はすくすくと大きくなって、片手に乗る程度の身長だったのが、今では両手に少し余るくらいになっている。

 それでも彼らは――ガランに言わせると、3人とも雄なのだそうだ――、まだまだ赤ん坊であり、つまり、フェイの『ミルク』を必要としていて。

「ぁ、あっ、あっ、ゃ、やだ…っ!」

 今日もフェイは、はしたなく股を開いて、射精し続ける。

 フェイを後ろから抱き締めるようにしているガランの腰からは緑色の蔦が伸び、絶え間なくフェイのア○ルをぬぷぬぷと抽送しては彼の中に蜜を注ぎ続けるために、フェイの白濁は止まることも、薄まることすらなかった。

 だが。


「あっあっ、ダメ、ダメ、そ、そこだめ…っやめ、あぁっ!」


 成長した子供達は、掛かった『ミルク』を舐め合うだけではなく、『ミルク』を噴射する場所、つまりフェイの性器に吸いつくということを覚えたから、大変だ。

 3人の子供達は競うようにフェイの性器に取りつき、『ミルク』を貪ろうと小さな舌の先を尿道にまでねじ込んでくる。
 そうでなければ、タマに吸いついて刺激したり、裏筋を甘く噛んだり、狂いそうな快感ばかりを与えてくる。

「やめ、やめろ…ッ、やだ、やだ、がら…っ!」

 助けを求めて後ろに手を伸ばしても、ガランはその手を愛おしそうに取って、キスするだけだ。

 おそらく、この子供達と同じようにして育ったガランにとって、射精し続け、快感漬けにされる苦しみの中で泣き喚きながら子育てをしている母の姿は、当たり前の光景なのだろう。

- 257 -
[*前] | [次#]

『幻想世界』目次へ / 品書へ




 
 
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -