アクマナサカナ

05



「んっくぅ…ん…!」

 服の中でうごめく脚が卑猥だ。
 鈴口に沿って擦られる一方で、またもう一本の脚が、徐々に膨らみ始めたペ○スの先端、敏感な亀頭をぷるぷると弾き始めた。

「んむぅうう!」

 サオを締められ陰嚢をこねられ、亀頭を嬲られながら鈴口へ刺激を与え続けられる。
 内腿がビクビクと跳ねて、若い氷晴は一気に絶頂へと昂ぶらされてしまった。

 乳首とペ○スには執拗な攻めを行うのに、ア○ルには一切触れてこないのは、何か思惑でもあるのだろうか。

──蛸だけど…。

 ふぅう、ふぅう、と歯の隙間から荒い息を零す氷晴に構わず、王はひたすらに勃起した部分を弄ぶ。


 ぷるぷるぷる…
 びくっ…びくッ…

 ヌルヌルヌルヌル…っ
 びくっ…びくびくッ、びくんッ

 ちゅくちゅくちゅくッ
 びくびくびくッ!


 波の音に紛れて、氷晴の股間から濡れた音が溢れ始めた。
 達しそうになるたびに、蛸はペ○スの根元を締めつけ、鈴口を押さえつけて放出を阻む。

「あむぅう…っ! ん、んゃあ、あ、あ!」

 気が狂いそうなほどの快楽地獄。
 だが熱く溜まった精を出すことは叶わず、ひたすらに苦しい。

「むぐ…っ、んんぅ…っ!」


- 240 -
[*前] | [次#]

『幻想世界』目次へ / 品書へ




 
 
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -