DA-DA

06


 震える手でなんとか杵崎の肩を押し返そうとするが、杵崎はその僅か開いた唇に左手の指を押し込み、くちゅくちゅと掻き回す。

「んぁ…っ」
「声出せ」
「んは…っ?」


 痴漢が能間を声を抑えるように調教したのであれば、それを塗り替えてやりたい。


 丁寧にねぶり尽くした片方の乳首を今度はぷるぷると人差し指で弾く。

「ぁ…っはあッ …は…ッぁ、ゃめ、それ、…ら、め…っはっ ぁっ
「そうそう…」

 閉じる事のできない唇からとろとろと唾液が零れる。腰も性器揺れ続けているし、拒絶の台詞は甘い声で彩られて説得力はない。


 ゾク、ゾク、


 返す返すも、杵崎はゲイではない。ゲイではない、けれど。

 普段の様子とはまるで違う教師の姿に、躯の熱が上がる。ちゅぱ…と糸を引いて乳首から口を離す。
 真っ赤な顔を隠す事もできずに、涙を流しながら瞳を蕩けさせ、息を乱している能間。股間が疼いた。
 ぬるぬるして柔らかくて熱い舌の感触に、口を掻き回す指先から痺れる気さえする。


「能間」
「はぁ、ふ…っ?」

「ヤらせて」

「はッ? ゃ、ぁう、うぅっ!」


 さすがに目を見開いて、能間は必死に首を振った。

 ゲイではなくとも、ア○ルセックスと言うものがあるのは知っている。


「ひあッ!?」


 濡れそぼった性器を握り擦り、指に粘液を纏わせる。そして暴れる教師の躯を跳び箱に上体を押し付けた。

「ぃやだ…ッ、ウソ、嘘だろ…! 杵崎…ッ!」
「はっ、嘘で勃起しねぇよ」

 口角を上げて身体を密着させ、濡れた指で双丘の谷間を探った。ビクッと能間の躯が跳ねる。

「嫌…ッいやだ…っ!」
「言っていいぜ? 正論。こう言う事は好きな人としかしちゃいけません、とかさ」
「ひっ…! き、きさ…ッひぁッ? っ 〜ッ

 熱くて狭い肉を割り開いて、杵崎の指が教師のア○ルに埋まっていく。進む度に能間の躯はのた打ち、垂れ落ちた唾液が跳び箱の布地に染み込む。

 蠢く肉が指をしゃぶる感覚は、膣内とはまた違う。杵崎は急く気持ちと吐息を抑えつつ、ぐちょぐちょと音を立てて指を増やして解していく。


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