もう耐えられません

15


 もちろん全身運動のし過ぎで俺の躯は本当に限界を突破しているから、震えながら後藤に凭れてされるがままになる。


「最後だよ。可愛くイってね、先生。気持ちいいのいーっぱい感じて?」

 グチュグチュグチュグチュグチュグチュッ!!

「ひぁあぁあああ!!」

 グチュグチュグチュグチュグチュグチュッッ!!


 イイトコロが、めちゃくちゃに犯される。
 突き上げて押し潰して抉って擦って。


「ぁっぁっぁッらめ、らめ…ッ! ぃくっ、また、またイぅッ、──〜〜〜〜〜ッ!!」

 びくびくびくびくびくびくびくびくびくびくッ!!


 言葉通り、ちゅぽんと後藤は指を抜いて最後にしてくれたから、俺は舌さえ伸ばして存分に躯を震わせた。


 びくびくびくびくッ、びくんッ、びくびくッ、
「ぁ、…っ、あ、は…ッ」

 びくんッびくんッびくんッびくんッ、
「は…っ、は…ぁ、あ、あぁ…っ、」

 びくびくッ…、びくんッ、びくッ…、びくんッ、
「は、ぁ…、ぁ…あ、あ…あ、あ…」

 びくッ…びくッ…びくんッ…、びくッ、…
「あ、あー……、…ぁ、あ、ぁ、あ…っあ…っ?」


 全身に、力が入らない。

 虐め抜かれたイイトコロの向こう側は、膀胱。
 じわっと性器の中を液体が駆け上がるこの、感覚。
 もう体液なんて出ないと思ってたのに。

「ぁッぁッぅ、うそ、ぅそ、いや、止まっ、止まんなッ…!」
「止めれる力が先生の躯には残ってないからね」
「ッごと…っ、おま、わざと…っ、」
「もちろん。また見せて? 先生のお漏らし」
「ぃや…ッ、見るな…ッ! 見るなあっ!」


 ぷしゃッ…!
 ショロショロショロショロショロ…っ


「嫌…っ、いやぁ…っ」

 大きく股を開かされ、ベッドから室内のカーペットに放尿を強制されている。強制なんてものじゃない、完全に俺の躯を掌握されている。


 ショロショロ…っ、ちょろ…ちょろ…

「ひく…っく、ぅ…うぅ…っ」


 情けなくて恥ずかしくて悔しくて、俺は後藤に躯をホールドされたまま泣くことしかできない。
 後藤は嬉しそうに俺の頭を撫でながら耳元でで囁いた。


「たぶん後日、先生のところにもディスクかなんか届くと思うから、俺との気持ちいいえっち、先生もたっぷり観返してね」
「…ひく…、っ…? なに…どういうこと…」

「アイツが薬盛った先生とベッドなんかある場所にわざわざ俺を呼んで、なにもしてないはずがないからさ。あれ、分かる? テレビの上。あれ盗撮カメラ」
「…。…。…ひく…っ、…ぇ…?」

「他にもあると思うよ。定点動画もまぁ場合によっては興奮するけどね。まぁアイツのことだから、プロとか使ってそこらのAVよりよっぽど丁寧な仕事した動画作ってくれるよ、きっと」

 先生のおしっこも含めてね。

「〜〜ッ!!」
 全身が火になったみたいだった。それでももう全身はぴくりとも動かない。

 それどころか疲労感がどっしりと躯を支配して、なにか言い返すことさえできずに、瞼が降りてくるのを止められない。

「寝ていいよ、先生。その間に部屋は変えてもらうし、明日の仕事はどうせアイツからの根回しがいくだろうからお休みだよ」

 新しい服も取り寄せておくね。そんな言葉を、既に遠いところでぼんやりと聞く。


「おやすみ、先生。…愛してるよ」


 ちゅ、と唇に触れた感覚だけが、躯を震わせた。


end.

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