卒業記念

10


 訊いてくる昭平に、慎吾はにやりと笑った。

 最後の思い出だ、忘れられないようにしてやろう。

「ズボン穿かせてイかせようぜ」

 もう二度と着ない制服。外はさすがに可哀相だが、内側に漏らすくらいならなんとか帰れるだろう。
 ひゅう、と司が口笛を吹く。

「やっぱ慎吾ってスイッチ入ると鬼畜ゥ」
「いつもゲームでもヤなとこばっか攻めてきたもんねぇ」

 言いつつ、てきぱきとジルに制服のズボンを穿かせ、昭平も笑った。
 嫌だと暴れるほどの体力はジルには残っていないようで、ぐったりとしているのにズボンの中心はテントを張っている状態になる。

「ほら、いっぱい出せよ、ジル」

 ぐり、と慎吾が布越しに亀頭を嬲った途端、

「うぁッあッあッあぁーッ!!」

 ビクビクッ、とそこが跳ねて、それからクチュゥ、と卑猥な水音がした。
 大量に放出したであろう淫水をズボンに馴染ませるように股間を揉みながら、慎吾はジルにキスをする。




「最高の思い出ありがとう、ジル」




 これでお別れだと言うと、司と昭平も競うようにジルの唇を奪い合った。



end.

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