in 【教室】

白井 洋の場合 5


 
「あ、入っちゃう」
「ゃ、やだ、やめっ…だ、め、入れない、でっ…!」

 中指を熱い場所へ埋めていく。
 たまに指を曲げてみれば、恒太は「ふぁ、っあ、」と従順な反応を示す。

 拳を握り、目を瞑ったまま躯を硬くする恒太。だが、彼の中心は確実に快感を貪ろうとする。
 勃ち上がり始めるペ○スの姿を、すべてカメラは収めていた。

「見て見て、大島クン。君のち○こが勃起していく過程」
「なっ?! ぅ、やっ!」

 力なく垂れ下がっていたそれが、茎の方から徐々に膨らみ始め、今ではすっかり亀頭までまっすぐな、けれど可愛らしいサイズのそれへと変化していた。
 思わずと言った様子でその様子を凝視していた恒太は、その成長を見届けるなり真っ赤になって、懸命にデジカメを払いのけようとする。暴れられて壊されてはたまらない。

「壊したら弁償してよね? これ、結構いい奴なんだよ」
「っ!」

 悲しいかな、学生。お金の話をした途端、自分の危機であるにも関わらず、動きが鈍ってしまう。

「いい子だねぇ。ご褒美にたくさん綺麗に撮ってあげる」

 言って、洋は自分のペ○スも取り出して、ゆっくりと恒太のそれに擦る。

「大島クンのち○こ、かわいいね。あ、そうだ。このビデオ、ふたりでじっくり鑑賞させてもらうね?」

 『ふたり』というのは、洋とその本命のこと。恒太は本命と顔見知りで、だからこそ洋のことも知っているのだ。

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