隣の子

04



 そしてその太い指が、蕾に触れた。

「あッ、」


 股間に舌を這わせ続ける美濃川が、笑ったのが分かった。
 ずる…と名残惜しそうに美濃川の口から熱くなった陰嚢が解放される。

「分かるな、小高? お前のココ…先生の指に吸い付いてきてるの」

 ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、ヒクッ、

「ぁ…ゃ…っ…」

 自分ではどうしようもない収縮が、確かに美濃川の指へと伝わっていくのが分かる。
 かああぁ、と頬が熱を持った。
 嫌なのに、絶対に嫌なはずなのに、恐いのに、なのに躯は、蕾を弄くられることを期待してしまっている。

「エロいケツマ○コだなぁ小高? けど、思ってたよりは綺麗だな」
「っン…!」

 指の先が、くにくにと少しだけ開いた蕾の襞を捏ねる。たったそれだけで、きゅうぅ、と下腹が締め付けられるような感覚が襲う。
 折り畳んだ脚が震えるのに、美濃川が更に笑った。

「そんなに使ってないのに、こんなに雌にされたのか? スキモノだなぁ小高は」

 いやらしいコだ、と美濃川は言うなり、長い舌を出して霙へと見せ付ける。
 唾液がてらてらと光るのが、倉庫の十分とは言えない光源の下でもよく分かる。

「ほら、よく見てろよ、小高。お前のエロいケツマ○コを、先生がしっかり舐めてやるからな」
「ゃっ…やだ、いらな、いらなッ──!」

 ヌルルっ…

 それ自体がひとつの生き物みたいなあったかくて濡れたものが蕾の表面を撫でたとき、霙の唇からは熱い熱い吐息が零れた。


 ヌリュ、ヌリュ、ヌリュ、ヌリュ、ヌリュ…っ
 ニュプッ、ニュプッ、ニュプッ、


 蕾が閉じれば襞を柔らかく広げるみたいに蠢いて、蕾が開けばたっぷりの唾液を塗り込める。

「ぁ…っ、ぁぁ…っ」

 次第に抵抗することも忘れて、霙はひたすらに蕾に与えられる執拗な刺激に翻弄された。
 美濃川の指が腹側へ垂れ下がった霙の花芯を撫で回して初めて、それが屹立しているのを知ったほどに。

「エロい雌だな。ケツマ○コ舐められてクリチ○コ勃起させるなんて」
「ふ、ぅ…っ」

 すり、と亀頭の凹凸を乾いた指先で撫でられるだけで、鋭敏になった花芯から電流が走り抜ける。

 熱い。熱い。熱い。

 痺れるような感覚が脳を溶かして、涙が浮いて、なにも考えられない。

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