10/12/06 02:11 20分でどこまで書けるか試作wwww 社長×秘書兼父親×息子。48歳×26歳くらいだといいな(´∀`) 微微微微エロwww
ぐちゅ、と音がして、扉に手を掛けたところで動きを止めた。
「ぁ……は、ゃ、抜かないで……」
案の定、扉の向こうから同じ雄とも思えないくらいに媚び切った声がして、ぞっとする。
「まだダメ……もっと、もっと突いて……」 「いやらしい子だな」
苦笑する、彼の声。 よくない癖だ。特に欲しいわけでもないのに、誰彼構わず抱いて虜にしてしまって。 そしてその後、仕事にならなくなって人事異動に手を回さなければならなくなるのは私だというのに。 だが、邪魔をする気にもならない。正直なところ、見たくもない。自分にそのケはないのだから。──そのケもない自分を傍に置いているというのも実に妙な話だが、ひとりくらいはマトモに働ける人材が欲しい、というところなのだろう。 盗み聞きも良くない。 あと数時間後に再訪しようと決めて、私はその場を後にした。
*** 『彼』が行ってしまったのを感じて、つまらなくなって今まで激しく抱いていた華奢な男を放り出す。当然、その子は驚いたような顔で見上げてくるから、冷たくひと言。
「着替えて出て行きなさい」 「そ、な……ま、まだ」 「聞こえなかったか? 出て行きなさい」
繰り返して言うと、彼はおたおたと鎮まらない躯を持て余しながらも服を着込んで、そそくさと部屋を後にした。 なんと虚しいのか。
「君以外欲しくないっていうのに」
寄って来る男達はそれを知っていて、『彼』の代わりでもいいからと躯を差し出してくるというのに。 『彼』だけが気付いてくれない。 もし『彼』が踵を返した理由が、「ショックを受けたから」とか、そんな可愛らしい理由なら、すぐにもこんな遊びはやめるのに。全てを知っているはずの彼はいつも淡々と、 「構いませんけど、仕事に支障が出ない程度にしておいて下さい」 なんて言うのだ。 今日だって、『彼』が書類を届けに来ると判っていて、あの子を抱いた。『彼』が顔のひとつでも赤くしてくれたなら、きっとその場であの子を放り出して、この想いを伝えただろうに。
「……育て方失敗したなぁ……」
再教育は、今からでも間に合うだろうか。 『彼』は私の秘書であり、実の息子なのだから、なんとかなるかもしれない。 じりじりと彼が再び部屋を訪れるのを待つ。 軽い足音。ノックの音。どうぞと促せば、いつも通りの冷めた眼。
「書類をお届けに。……空気が悪いですね。換気しましょうか」
封筒を手渡し、あっさりと私の前を素通りして、窓へ向かう後ろ姿を抱きすくめた。ぞわっ、と『彼』の首筋に鳥肌が立つのが判って、少し傷つく。
「放して下さい、社長。私はハグの風習に慣れていません」
父と息子だというのに、この言葉遣い。 まあいい。これからすることは、むしろそうした概念が薄い方が受け入れやすいだろう。
「好きだよ、聖(ひじり)」 「ありがとうございます。放して下さい」 「大好き」 「光栄です」 「愛してる」 「そうですか。放して下さい」
こんなに言っても伝わらない。 きっと本気ではなにもしてこないだろうと、タカをくくっているのだろう。我が息子ながら、甘いな。 そっと手を胸に回し、逆の手は股間を揉んだ。
「ひッ……!」
可愛げのない悲鳴が煽る。唇を耳や首筋に落とし、ちゅ、ちゅ、と音を立てて吸い付く。懸命に逃げようともがく腕の力が、股間を弄る度にビクンと緩むのが可愛過ぎる。
「やめて下さい……! 私は、そんな趣味はありません」 「私も趣味なんて軽い気持ちでこんなことをしてるわけじゃないよ」
シャツのボタンの隙間から指を差し入れて、インナーの上から乳首を探ると、既にぷつりと勃ち上がって指先に触れる。 私の手から逃げようと腰をくねらせる度に、双丘が私の下半身を刺激していることにも、たぶん気付いていないのだろう。
「も、と……あなた好みのひとはいるでしょう! 近場で手を打つのはやめて下さい、迷惑です」 「容赦ないなぁ……。近場で手を打ってたけど足りなくなって、本命に手を出したんだよ」 「ご冗談を」 「本気さ」
そこまで言ってようやく、『彼』が丸い目で振り向いた。
「……嘘でしょう……?」 「こんなに直球に言ってるのに、なにを変化球疑うことがあるのかな」 「だって、父さ──」
それは禁句だ。開いた唇に自らのそれを押し当てて、声を吸い取り甘い舌を貪った。
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