22/05/15 03:36
変態ドM×無自覚ドS
受へのエロはないし攻めがひたすら気持ち悪く変態なので注意。




「お願いします! ずっと見てました! 愛してます! 踏んでください!」
 それは完全に初対面のサラリーマン。
 こちらは登校途中の高校生。
 場所は人が全く居ない裏路地。
 僕は分かりやすく顔を歪めた。
「控え目に言って吐き気がします。消えてください」
「はぁ…っ、ありがとうございます…!」
 頬を染めてサラリーマンが頭を下げる。そして消えた。けれど。
 翌日も翌日も翌日も翌日も翌日もその男性は僕の前に現れて、ほぼ同じことを言った。
 いや、エスカレートした。
 土下座した男は笑顔で言った。
「おはようございます! 愛してます! 俺の汚いち○ぽを貴方のお尻にぶち込ませてください!」
 僕は完全に表情を消した。
「…自覚があるなら踏んであげるのでその汚いモノぶら下げて消えてください、永遠に」
 そして学園指定のローファーでその土下座した男性の股間を踏み付け、踏み躙った。
「あッ…あぁッ…! あ、すごい…っありがとうございます…っ!」
 完全に愉悦に浸って、もしかしたら達したのかもしれない。
 吐き気と共に肩を蹴り付け、これで終わると思ったのに全然そのサラリーマンは懲りなかった。
 毎朝来るその男に、さすがの僕も苛立ちが募った。
「僕の言うことを聞けない豚の要求を、僕が聞く義理が?」
「はぁっ…、すみません…っ、どうしてもご尊顔を拝見したくて…!」
「は? 僕を不快にさせといて?」
「あぁ…っ、すみません…!」
 全く反省していなさそうな喜びの啼き声が上がる。
 はぁ、と僕が溜息を吐くことさえ、ゾクゾクと躯を震わせているほどだ。
 僕は男に抱かれるなんて考えたくもない。もちろん、抱く方にも興味はない。
 目の前のこの変態は、僕を抱きたいらしい。ゾッとする。
「僕の命令を聞けますか、豚さん」
「はっはいっ、め、命令をくださるのですか…!」
「その汚いモノを僕で慰めるのをやめろ。最低1週間顔を見せるな。それが出来るなら、ご褒美としてまた踏んであげてもいいですよ」
 永遠、とか漠然とした言葉を彼は理解できないようだから、具体的な数字を出してあげる僕、優しい。
 この日数を守ることができるなら、徐々に長くしてやればいいだろう。
 僕の目論見は完全に甘かった。

 確かに男が姿を消した1週間丁度、朝。
 いつもの人の居ない路地。
 ふー、ふー、と完全に血走った目のあのサラリーマンがいた。
「ご命令通り、1週間オナ禁しました…っ!」
「は? そんな命令してな…」
「貴方以外で…っ、自慰、していません、ので…っ」
 かちゃかちゃをベルトのバックルを外し、いきなり自らの下着をずり下ろした。
 そこは金属の籠の中でみちみちに膨張している性器が詰まっていた。陰嚢は見たことがないほどにぱんぱんに膨れている。
「…っ!?」
 見たこともない異常な状況に、僕は声を出すことも、逃げ出すこともできなかった。
 正確に言うと、完全に恐怖に脚が竦んでいて──その脚に縋り付いて、変態は両膝をついて僕の靴と靴下を脱がせた。
「ぁ…い、いゃ…っ」
「ご褒美を…! ご褒美をくださいッ…!!」
 そして金属の籠の鍵を外し、ぶるんッッ! ととんでもない勢いで勃起した限界の性器に、恭しく両手でその裸足になった僕の足の裏を導き、押し付けた。
「ぅうッ…!」
「はぁああッ!!」
 ぐにゅう、と硬く硬く勃起した他人の性器を足の裏に直に感じて、途端に濃厚過ぎる精液がブビュッ! ブリュリュッ! と下品な音を立てて噴き出した。
「ぁ、ゃ、やぁ…」
 別の生き物みたいに激しくのた打ちながら吐精を続ける性器の感覚が全部伝わってきて、でろでろとスライムみたいにゲル状になった精液が彼のスーツはもちろん、僕の制服にも飛んだ。
 当然、僕の裸足にも直にその粘液が纏わりつく。
「ぁあっ、ありがとうございますっ…! も、もっと…! もっと…ッ!!」
 変態は僕の足の裏に性器から陰嚢まで全部擦り付けるみたいに自慰を始めて、ただ僕は嫌悪と恐怖に震えた。
「ああ…っ俺の汚いち○ぽ…っナマのおみ足が踏んでくださってる…ッ! ぁ、ああ…っ止まらないぃ…っ」
 びゅっ、びゅるッ
「ぁ、ゃあ…っ」
 こんなことになるなんて。
 男は精液を全部出し切ってくたくたになった性器にまだ僕の足を擦り付けながら、うっとりと変態は僕を見上げた。
「はあ…っ、次の、次の命令をください…っ」
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