11/07/12 01:05 大学生複数×社会人。 20分でどこまで書けるか試作4。 微エロ?
ああ大学生だなあ、と見た目で判るような、若い3人組が楽しそうに笑っていたのは、覚えている。 俺にもあったよなあ、あんな時代、とか、莫迦みたいなこと考えながら飲んでたのも、覚えている。
だけど、どうしてだろう。 仕事が長引いて遅れた友人を待ちながら飲んでいたはずが。 いつの間にか、王様かと思うくらいに広いベッドの上。 天井はプラネタリウム仕様。薄暗い室内にはネオンのような蛍光ライトがいくつか仕込まれている。
──ラブホ。
きっとここは、そうなんだろう。 誰と、こんなところに来たんだろう。
ぼやける頭で嘘臭い星を見上げていると、ぞくんといきなり躯が跳ねた。
「…ッぁ」
思わず声が漏れる。躯の中心が、熱い濡れたものに包まれている。 れろり、と動くその感触に、そこを刺激しているのが誰かの舌なのだろうと思う。 誰が? 見下ろそうとして、あれ、俺いつの間にバスローブに着替えたんだろう、と思って、腰で緩く締めたそれを拡げて、俺のそこをせっせと舐めている姿が見えたとき、俺はやっと覚醒した。
「なッ?! なッ?! ちょ、え?! なん…っ?!」
まだ勃ちもしていないそこを舐めていたのは、男…×3。 居酒屋の端で楽しそうに笑っていた、大学生らしきあの3人だったのだ。 その3人が、競うように、俺のアソコを舐めている。
3人は顔を上げて俺が起きたのを確認して、にこりと笑うと、更にせっせとそこを育てようと集中した。 れるれると先端を舐め弾かれ、尖らせた舌で裏スジをなぞられ、丹念に舌全体を使ってタマの辺りから舐め上げられる。
「ひっ…ん、ん…んん…っ、ちょ、待っ…なに、なにが…っ」
どうしてこんなことになったのだろう。 男4人でラブホとか入れるものなのか。 いやいやそうじゃない、そこじゃない、なぜこんな事態になったのかということだ。 そもそも俺は友人を待っていたのだ。前後不覚になるほど飲んでいたはずがない。
ぢゅるり、と卑猥な水音を立てて俺のそこを吸い上げられる。 「っく、んん…」懸命に両手で口を塞いで堪える俺に、大学生のひとりが微笑んで髪を梳いてきた。
「ごめんね、お兄さん。ちょっと使ってみたくなってさ」
言って見せたのは、小さな錠剤の入った小瓶。まさか、睡眠薬? 筋弛緩剤? 青褪めて硬直した俺に、アソコに吸い付いていたひとりが、更に俺の身体を強張らせるようなことを言った。
「媚薬なんだってー。どう? どう? 利いてきた?」 「まだ眠剤抜けてなくね?」
もうひとりが言う。やっぱり睡眠剤も使ったらしい。その上で、媚薬? そんなもの、存在するのか。エロ本でしか見たことないぞ。 戸惑う俺に微笑んで、髪を優しく梳いていたひとりが、いきなり俺のバスローブの衿を掴み、左右に開いた。
「わっ?! ぁ、や、は…ッ」
驚く暇も与えず、ちゅうっ乳首を吸われて、ピリピリピリっ、と腰に走った刺激に俺は思わず吐息を漏らす。 「わ」とか「すげ」とか、下から声がして、指先でアソコの先端を擦られた。そこはそれだけでも判るほど、ぬるぬるして、指の滑りをよくしていた。
「ひゃ、ぁ…、や、やめ」 「気持ちいい? 乳首吸っただけですげー出たよ、ガマン汁」 「これ媚薬の所為? それともお兄さんがエロいの?」
ちゅぱちゅぱとしゃぶられたかと思うと、舌でねっとりと舐めて唾液を絡め、滑りが良くなったところを舌先で嬲られる。 痒いような熱いような感覚に翻弄されて、やめられるとやめて欲しくなくなってきて、俺自身もわけが判らなくなってきた。 握られたアソコも、相変わらずふたりにしゃぶりつかれたままだ。
大きなベッドがぎしぎし軋む。 あまりに現実離れし過ぎていて、俺の中からリアルさが吹き飛ぶ。
「お兄さんのココ、ヒクヒクしてる。濡らしちゃえ」
そんな軽いノリで、俺の奥まった場所が、他でもない俺の先走りによって濡らされ、見知らぬ大学生の指でやんわり、じわじわ、ほぐされる。
「ゃ…っ、や、や、」 「大丈夫だってお兄さん。きっと気持ちいいよ。薬使ったんだからさ」
うまく言葉が紡げない俺に、大学生達が笑う。 ぬぷ、と彼らの指が俺の中に沈み、俺の躯がまた跳ねる。 熱い舌が、敏感な場所をざらざらと舐める。
「…は。ぁ、ん、んん…っ」
抵抗すればいいんだ。 やっとそんなことに思い至ったその瞬間、ピリリ、と携帯電話が鳴った。俺のだ。友人かもしれない。 俺が手を伸ばすよりも先に、大学生達がそれを手にする。そして、更に俺を凍らせた。
「ね。あんたからもらった薬さ、直接2、3錠追加しても大丈夫?」
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