文章のあとがきとかをメモ。
内容に関係あったりなかったりぐだぐだ



「魚眼の機構」

 24巻で明かされたことについて、あっじゃあ以前書いた太刀川があの言葉を聞いたシチュエーションってそういうことでは……とかいう謎の分かりがあった。
 東が人知れず泣いてるんじゃないかって話で「まぶたがないから泣かない」ってタイトルだったのは、冬島が心配してるだけで東は実際泣けないんじゃないか? まぶたがあったら泣けるのか? まぶたを奪ったのは誰(何)? とか考える余地があったらいいかなと思って。
 あと、東はまぶたがないタイプの魚(比喩)で泣いていないようにしか見えない(→その涙に思い当る存在は東を特別に気にかけている)、みたいなのもあった。
 それらを「まぶたが〜」の方では一切書いてなくて、同じシリーズの別の話で追々書けたらいいな……と漠然と思っていました。
 今回、太刀川が魚の涙にも冬島に向けられた感情の強さにも言及してくれたので、こうなった。いきあたりばったり。
21/12/20 WJ




「みたらしアンバー」

相手の瞳を宝石に例える比喩についての侃々諤々をツイッターで見たので、自分では普段あまり使わない形容だけどやってみたいな〜になった。完全に悪癖。
自分のなかの認識では琥珀は化石カテゴリなんですけど、黒曜石でノルマクリアだろうという気持ちでいます。それにしても目に見えるものを書くのが下手すぎないか私は。

「東は普段通りに過ごしてるのに、冬島からは無理してると思われてる」のすれ違い好きなので色々読みたいし書きたいです
21/12/20 WJ




「グリルド・オネスティ/精進落とし」

 突然「かわいそうな当真かわいい」の発作が出たけど「当真が報われないのやだー!!嫌すぎ!!あー!!」とかいう偏食も発揮されており、自家中毒で苦しんだのを何とか吐き出したものがこれ。当真ごめん、かわいいよ。
 強いて言うなら、元々「聡い子供が及び腰になってる大人に『バカじゃねぇの』と思ってる」の図が好きなんですが、書いてみたら思ったより東がグズグズだったために見かねた当真が優しくなった。
 冬島の実家のハンバーグのことを当真が言い出したとき、東家と逆だな〜と私は思ったけど、入れるところがなかった。何言ってるんですか? あと予定になかったガーリックソースとか、そもそも死別ネタになるはずじゃなかったとか、全てが勢いだけで出来ている。
 報われない当真ほんとうに読んでてしんどいので自分では書きたくない。

 前半部分だけツイートしたとき題名を「精進落とし」としていたけど、前半要素を足してスラッシュの前後でひとつの題名ということにした。精進落とし要素が後半にしかないのに各駅停車エンドにしちゃったから。
21/10/13 WJ




「サマーネクター」

 設定の行間に二次創作を捻じ込みたいタイプのオタクがfateシリーズに手を出したら大変なことになるって分かっていたはずだった。
 さすがに絆6ックスと絆10ックスと夏イベ青姦ックスを全部書く気力はなく、おかげで濡れ場の端折り方が身についた。ような気がする。
 着想は「氷みつのぺたっとした味がチープで好きだってオベロンが言うのは、藤丸の魔力がカルデアのものよりチープだって言ってた以前の自分の発言と重ねて性欲を煽ってるやつなんだよな。」ですが、各種の絆ックスとゲーム仕様ネタを思いついてしまったものだからこうなった。
more
21/10/13 copyright




「陽炎稲妻水の月」

 二人でご飯食べてよ〜の気持ちと、試合のあと二徳先生がスタスタ歩いて帰ってたらウケません? の衝動もあった。原作で肩貸してたからピクシブ再録の機会を失った感がある。6/27に書いた文章の後書きを10月に書いています。
 それにしてもこの二人、書くのが難しすぎませんか。
 (以下、日記要素)
 このタイトル、オタクなりたての頃にお世話になった文章書きさんが使ってたのが印象的過ぎて、ずっと使うの避けてたし今も勝手に緊張してる。
 けど、このネタならこのタイトルだろう、という取り合わせにできたので満足している。よかった
21/10/13 copyright




「まぶたがないから泣かない」

 主治医のひろさんに「ぐずぐずしてる冬東書きたくてぐずぐずさせてるけど、流石に『はっきりせぇ!!』と思い始めてきた」という支離滅裂な相談をしたら、「第三者を投入するという手があるよ」と提案してもらえて、なんやかんやあって太刀川に白羽の矢が立った。いつもカウンセリングありがとうございます。
 太刀川、むずかしい。冬島は割とかわいく書けた気がしているが、何にせよ、今はこれが精一杯。
21/05/09 WJ




「タネもしかけも慈悲もない」

 かざすわ初心者なりに風諏訪について考えてみた結果。前々から、百鬼夜行シリーズ読者の諏訪を一回書きたかったのもあり、それを加味したら一個の掌編になった。「風間が目を見開いたのは、」って文章が浮かんだので「あっ書けるな」って思ったんだけど、今読み返すと目ばっか書いてるな

 エネドラ戦の「遠征組は慣れてる」のやつ、考えれば考えるほどしんどくなりますね。でも、それに慣れてたとしても、誰にとってもキューブ化なんて訳わからん事態はイヤだろうな〜って思うし、解けたからまだ良かったけど、解ける可能性があるのに解けないキューブが手元にありつづけたらと思うとゾッとします。
 諏訪、風間さんに心配されてたとか思ってなさそうだから一回ちゃんと風間さんから早いうちに「心配した」「無事でよかった」って伝えてやってほしいな〜という話でした。それにしてはこの話の風間さん言葉足らずかもしれない。もうちょっと言ってやって。

 画像にするとき、京極堂の台詞に倣って「トリックなんてないんだ」の「トリック」に傍点入れようと思って忘れてた
21/04/10 WJ




「うつし世の食いもの」

 「『負けたのに無事』って事実がしっくりこなくて考え込みすぎて氷室の誕生日を忘れる金田」ってネタは早々に決まった。
 氷室さんが開けたワイン見て「えっ(なんでもう開けるんですか?)……あー!!!(今日だった)」になる金田が書きたくて。
 理解のある彼くんはそれを許すので乾杯して終わり、という話になる予定だった。

 ですが、実際書いてみたら、理解のある氷室さんが金田の話を聞きたがったせいで(※責任転嫁)話が終わらなくなっちゃって困った。
 結局、金田がぼんやりしてるって説明のために入れた、「ただいま」を訂正しないって描写がなんか伏線みたいになった。
 それはそれでかわいいのでいいか〜と思ってるけど、書いてるオタクが展開を制御出来てないのでタイトルがフワッとしてますね
21/03/20 copyright




「夜は教会、街は人、パノプティコンに死角無し」

 最初に「こういうときに、お前のこと好きでごめんって思う。あーあ。」が浮かんで、そこから一気にほぼ全部書けた掌編。
 冬島に感情移入しきっていて、書くのも入力するのも推敲も、しんどい……きつい……と思いながらやって、書きたい文章にかなり近いものが書けた。ので、展開について何も言うことなくて後書き全然書いてなかった。
 蓋の輪っかを指輪に見立てる発想はひろさんから学んだものです。「こんなに風情のある冗談プロポーズの例が他にあるか?!ないだろ?!」って感銘を受け、いつか書かせてくれと頼んでいました。
 結局、作中の冬島が唯一口にできた本心に相応しい行動はこれしかないと思ったので、冗談でなく本気のプロポーズになりました。おかげさまで最高に苦しい冬東になって大満足しています。ありがとうございました。
 プロポーズと世間体の話なので、結婚式場とか人前式とか、監視の目とかのモチーフが入ってこのようなタイトルに。本文短いから長いタイトルだといいかな〜と思ってつけたけど、入力のときに本文盛ったことを忘れていた。
21/03/20 WJ




「酒のロゼ、肉のロゼ」

 海老天ロウソクを思いつくのが遅くて誕生日過ぎちゃったんですけど、でもガタガタになってた精神のリハビリにはなった。
 いらんこと書くのは健康にいい。とはいえ一応、東がどれだけ冬島を見ているか(=冬島がどれだけ東を見ているか)の描写ではあるつもり。
 そんなことより本誌ショックのやばさがやばくてやばいので私の書いたものはこの際いいから原作読んでくれないか?!!?!!読んだ?!?!?!!!
21/01/04 WJ




「一時間のマーブル」

 最中にだらだら喋り続ける冬東が好きなんですけど、それを書くには最中を書かなきゃいけないのが、とても苦手でどうしようの気持ち
 204話以降で、私の捏造とは違う方向で確定してしまうであろうことがお出しされてくる前に、とにかく順番に捏造していくことで精一杯。が、とりあえず書いておきたいことは書けたのでよかったということにしたい……精一杯感が凄まじいけれども……
20/12/03 WJ




「恋はゲテモノ」

 お題を借りて書くにあたって、氷室さんの口の中を切る必要が発生したので、「氷室さんも砂浜で戦ってほしい」「金田、氷室さんの仕合で小銭を稼いでほしい」を盛り込んでこうなった。
 夜なのに金田が帽子なのは、直前に「金田の帽子が氷室さんからのもらい物だったら」という他所の二次創作を見て、それでどこに行くにも被ってたらかわいいなぁと思ったため。
20/10/02 copyright




「屁理屈は短夜に並べる」

 一応「春の野分」のその後の冬東。前回、二人の名前に入ってる季節の話でもあったので、今回は入ってない夏(の季語)をタイトルに。タイトルは「こんな話をするのは、こういう一夜のゆるい場でだけで、普段は理路整然とした大人をやってるんです本当です」の意。という屁理屈。
20/10/02 WJ




「ソーワット」

 大宇宙の店長が「良く言えば博愛、悪く言えばふらふらしてる」みたいに氷室さんのことを思っていて、そんな氷室さんに恋人ができたときいたときの話。
 氷室さん、ひけらかしたりはしなさそうだけど、それはからかわれたりするのが面倒だからで、金田のことも金田を好きな自分のことも別に隠したりはしなくてサバサバしてる……みたいなのが書きたいな。というのがあり、書いた。
20/10/02 copyright




「春の野分」

 タイトルは、春の嵐とか春一番とか、物事が始まる転機が舞い込んでくるイメージに、秋の季語を組み込んで、まあ、「春」「秋」で「東春秋が持ち込んだ転機」の話です。直球。
 よその二次創作で見かける「東のことを『ハルちゃん』呼びする冬島」がかわいくて好きなので、私もやりたかったので書きました。
 名字より先に名前が印象に残ったので最初は春秋呼び→くだけてハルちゃん呼び→東が隊長になった辺りで茶化して「東隊長」呼びもしたり→最終的にその時のノリでテキトーに呼ぶ……と変遷を辿るイメージで書いていましたが、この話の中では名前呼んでません。だめじゃん。
20/10/02 WJ




「小を兼ねる現状維持」

 入力するときにとんでもねえ誤字で配信してて肝が冷えた。
 「欲しいものはあるか、あるとしたら何か」という話にしようとしたけれど、途中で冬島さんが東を心配しだしたのでちょっとブレてる。まあそういうところも好きなのでいいや。
20/10/01 WJ




「道半ばの温度」

 ケンガンはまりたての頃に、だろめおん先生の4タイプ分類動画を見て、そこで言われてた金田の「どうでもいいでしょ」がずっと頭の中にある。
 強さなるものを、その証を得たいのではなくて、強さへ向かう道を歩み続けたいという方向に渇望がある金田像の覚え書き。
 でも書いてる人が氷金なのでこうなる。
20/10/01 copyright




「あの子に言ったことない言葉」

 自分でつけたタイトルじゃないみたいだ。
 来るもの拒まず去るもの追わず、な東なので、構内で元彼女とのエンカ率が割とある。という妄想。でも向こうから避けられてるのでトラブルにはなりにくい……みたいな話が書きたかった。
20/10/01 WJ




「直視しすぎるな」

 「みんなの東さん」が甘えるの良いよね、の話。
 自分の性格が戦場向きであることをたまに気に病む東とかどうだろう、と思って書いたもの。
20/10/01 WJ




「視線は奪うもの」

 トリガー成立経緯捏造は楽しいね〜って軽率に言いますが、これ、ちゃんと原作読み直して詰めていったら自分の書くものが拙くて読み返せなくなるフラグですよね、ってことは解ってる。正気に戻る前に勢いで書くしかない。
20/10/01 WJ


× |

img by htfs
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -