「俺たちは、あの時『大人になったら結婚しよう』って約束をした」
「・・・はぁっ!?」
「・・・なのにお前は、俺と違う人間と・・・親しくなって・・・俺の事なんて覚えてなくてッ!!!」
「そん、なのっ、ぅぁあ!!」

空也は怒りに任せて俺を揺さぶった。痛みと少しの快感で、俺は空也が何を言っているのかそれから聞き取れなかった。

「ぃあっあっ、い、ゃだッ!うっあァッっひぁ」
「翔…俺はずっとお前の事、思ってたのに…」
「やッあ、あ、ぅ、あ――――!!!!」

空也に激しく揺さぶられ続け、俺は意識を手放した。











「・・・・空也?」
「翔」


目を覚ました頃には、俺たちがいる場所はもう学校ではなくなっていた。誰かの部屋。と、言っても多分こいつの部屋だろう。

「…そんなの、」
「あ?」

震えた小さな声しか出ないが、あまりにも理不尽に犯されたので寝ぼけながらも俺はかなり怒っていた。

「昔の、約束だろ・・子供の」
「お前にとってはそんな程度なんだな・・・まあいいよ。」

意味有り気な言い方に俺は目を覚まして空也の方を向いた。

「さっきの、…録音。してるから。」
「え…?」
「なかなか賢いだろ?だから、な。俺に逆らうなって。」
「な、んで」
「お前の友達に、聞かせるぞ?」

空也の笑顔にゾッとした。こんなの、聞かれたらとんでもない。てか、俺の学校生活終わるじゃねーか…


「これからよろしく」

またニコッと笑った空也に恐怖を覚えながら、俺は恐る恐る首を縦にふった。







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