目が覚めると、響の顔が目の前にあった。 「・・・響?」 「おお。一樹、起きたか」 意識がハッキリしてから周りを確認すると、響に膝枕されてるようだった。 「響・・・俺、今、お前とヤっちゃう夢みた・・・」 「現実だっつーの」 頬を両側からパン!と叩かれ俺は驚いて急いで響の膝から顔を起こす。 「・・・なあ、なんであんなことなっちゃったんだよ?」 「俺が、お前のこと好きだからだよ」 「っ・・・だ、だから、なのか?」 「あぁ」 そんなイケメンな顔で真剣に言われたら赤面してしまう。 け、決して俺は男が好きなんじゃない。 プニプニでボンキュッボンな女の子が大好きだ! ・・・でも 「・・ま、考えといてやるよ」 最後にイジワルしたかったから、こう言ってやった。 ―――――― ←: :→ |