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名字名前さんに捧ぐ話


 「おそらってなんでこんなにひろいのかしら」と、ななこちゃんは考えました。彼女は、小学校に上がったばかりです。ななこちゃんにはパパとママがいましたが、二人はななこちゃんが寝たあと帰ってきて、はなこちゃんが起きるまえにおうちを出ていくのです。ななこちゃんは、はるえさんというおばちゃんのところで暮らしています。
 はるえさんは自分のことを「はたち」だというおばちゃんです。髪にはところどころ白髪がのぞいています。ななこちゃんはパパの次にはるえさんがすきでした。ちなみに一位はくまの「ゆうちゃん」で二位がママ、その次がパパです。
 はるえさんはいつも美味しそうなクッキーを焼いてくれます。クッキーには白いのと茶色いのと黒いのがあります。白いのはバニラで茶色いのはななこちゃんの好きなチョコレートですが、黒いのはごまです。はるえさんは「びようにいいのよ」と美味しそうにたべますが、ななこちゃんはごまが嫌いです。はるえさんのごまクッキーはクッキーなのにしょっぱいのです。

   

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