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「あれ?みょうじさん、マスク外してどうしたの?」
「リップ塗ろうと思って」
「リップクリーム?」
「うん。唇カサカサしてきたなーって思ってたらモノクマがくれたの。意外に優しいとこも……」
「モノクマが!?」
「う、うん」
「それって大丈夫なの!?何か毒物とか仕込まれてるんじゃ……」
「だいじょう……」
「油断しちゃダメだ!貸して、ボクもつけてみる!」
「えっ!?でも……」
「ベリーの香り……見た目に異常はなさそうだけど……」
「苗木クンったらクマ聞き悪いなぁ〜〜」
「!!モノクマ」
「ていうか積極的ー。みょうじさんがつけたリップクリーム自分につけるなんて。間接チューだねっ」
「!!」
「……」
「ご、ごめん!みょうじさんっ、全然気が回らなくて……っ」
「あーあ、みょうじさん、かわいそうに真っ赤になっちゃって。よく考えたらカノジョは【超高校級の犬】なんだからさ、毒なんか仕込んだってすぐバレるっつーの!天然狙ってわざとやってんの?もしかして苗木クン、全部計算?」
「ち、ちが……っ」
「だ、大丈夫だよ。苗木くん」
「……!」
「し、心配してくれてありがとう。嬉しかったから。それじゃ……」
「苗木クン嫌われちゃったかな?うぷぷ……うぷぷぷぷ」
「この……っ」
「あれ?苗木クンも唇荒れてるね。みょうじさんとお揃いのリップクリームあげようか?」
「いらないよ!」




End

151012