sss | ナノ

「名前さん」
「あ、出水」
「1人でなにやってんすか」
「なにって訓練だよ、訓練。訓練場にいるんだから。ていうかお前、堂々と入って来すぎじゃない?」
「だって1人で座り込んでたから、可哀想だと思って」
「てめえ相変わらず生意気だな」
「へへ、まぁまぁ。ところでなにやってたんすか?」
「アステロイドの形と大きさの研究」
「S級って暇なんすか?」
「ちっげーよお前!この前の大規模侵攻で鳥とか魚で攻撃してきたやついたじゃん。私もそれやりたいな〜って」
「あぁ、アレね。ていうか可能なの?」
「アステロイドとハウンドとバイパーでなんとかなんじゃね?」
「相変わらずアホっすね」
「殺すぞ」
「で、進捗は?」
「まずアステロイドをナタデココ状にする」
「ナタデココ」
「そしてタピオカ状にする」
「タピオカ」
「それをくっつけて形を作る…シュウマイ!」
「シュウマイ」
「どうよどうよ!あとは自然に動かせたら完璧じゃね」
「待って待って、自然なシュウマイの動きってなんなの?っていうか食べ物で例えすぎかよ!確かにすげえけど!」
「名前タピオカだいしゅき〜とか言えば女子力が上がるって聞いた」
「誰だよ、あんたにそんなこと吹き込んだの」
「風間さん」
「あんたまた風間さんに何かしただろ」
「失礼な。あの時は酔ってたから」
「ああ、風間さん飲んでたんだ」
「だから、風間さんってドローン搭載したら空飛べるんじゃねって言っちゃった」
「酔ってたのあんたかよ!いい加減にしろ!!」