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「太刀川、大変だ!トリガーが暴発して出水が小さくなっちゃう定番のアレだ!」
「わざとらしいな。本当は?」
「私が改造したトリガーを起動させた」
「主犯じゃねえか」
「うん」
「で、出水は?」
「私の後ろに引っ付いてる」
『だあれ、そのひと』
「うお」
「公平くん、この人が君の上司だよ」
『ひげ』
「そうだね〜!えらい、えらい」
「なんだこいつら、腹立つな」
「ねぇ小さい出水めっちゃ可愛い、欲しい」
「ペットみたいに言うなよ。命には責任ってのが付いて歩くんだぞ。最後まで責任持てんのか?」
「お前が一番ペットみたいに言ってる」
『もじゃ』
「そうだよ、公平くんは可愛いねぇ」
『こうへいかわい?』
「「可愛い」」
『ひげもじゃ』
「って、やっぱりこいつ出水だよ!この年からクソ生意気なのかよ!」
「可愛すぎる、ぎゅってしていい?」
『名前のことすきだからいいよ』
「うわ、可愛い」
「あ、俺には出水が元に戻った時に記憶が残ってて恥ずかしがる未来が見えた」

・・・

「うわああああああああああ死にたい」
「ぶっははは」
「可愛かったなー、公平くん」